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MLB

「スゴーイ!」現地実況が日本語で唸った大谷翔平の“気迫”スイーパー!球場大合唱の「MVP!」コールに米騒然

THE DIGEST編集部

2023.07.22

自己ワースト4被弾の大谷だが、味方打線の一発攻勢で今季8勝目を飾った。(C)Getty Images

自己ワースト4被弾の大谷だが、味方打線の一発攻勢で今季8勝目を飾った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地7月21日、本拠地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場。自己ワーストとなる4被弾と打ち込まれながらも6回1/3を投げ、6安打5失点9奪三振の粘投で3試合ぶりとなる8勝目を挙げた。バットでは無安打も全打席で出塁し、2得点と貢献。チームは4連勝を飾った。

 今シーズン初めて28歳のマット・タイスとバッテリーを組んだ大谷。3回まで5奪三振を記録する快調なスタートを切ったが、4回1死からチェ・ジマンにカットボールを右翼席に運ばれ先制ソロを許すと、続くヘンリー・デービスにはスイーパーを左翼席に跳ね返され、2者連続アーチを浴びた。

 3点リードした5回にはジャック・スウィンスキーに2ラン、6回には再びデービスにソロホームランを打たれた大谷。それでも勝ち越し点は与えず、5失点を喫しながらも、最後はエンディ・ロドリゲスから9個目の三振を奪い、球場はスタンディングオベーションで背番号17を労った。
 
 地元メディア『Anaheim Sports』は、86.3マイル(約138.8キロ)スイーパーで決めた9個目の三振を即ツイッターで共有。現地実況も二刀流スターの気迫のピッチングに「スゴーイ!」と、思わず日本語で表現したほどだ。

 大谷は7イニング目もマウンドに上がったが、先頭打者を左飛に抑えたところで降板。エンジェル・スタジアムからは再び割れんばかりの拍手が送られ、「M・V・P!」の大コールが起こった。

 この光景に米紙『Washington Post』などで執筆するグレッグ・ビーチャム記者は騒然。自身のツイッターに「7回1死でマウンドを去るショウヘイ・オオタニにスタンディングオベーションと「M・V・P!」の大合唱だ。6安打(キャリアワーストの4本塁打)、5失点、9奪三振」と投球内容を記し、球場の興奮を伝えた。ただ、文面の最後には「これがトレード期限前のホーム最終登板となる」と意味深な言葉を綴っている。

 リアル二刀流の降板後は中継ぎ陣がゼロで抑え、6月27日のシカゴ・ホワイトソックス戦以来、大谷に白星が付いた。両チーム合わせて8本のホームランが飛び出した空中戦は、エンジェルスが8対5で制し、貯金を「2」とした。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「スゴイ!」現地も思わず唸った大谷翔平の奪三振!

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