残念な知らせが舞い込んできた。ロサンゼルス・エンジェルスは現地７月30日、トロント・ブルージェイズとの一戦を前に、前日の死球で交代を余儀なくされたテイラー・ウォード外野手の診断結果を発表した。「顔面骨折」で10日間のIL（故障者リスト）入りしたと伝えている。

　これでチーム17人目と、完全に野戦病院と化しているエンジェルス。負傷離脱している主力は野手陣がマイク・トラウト、アンソニー・レンドーン、ブランドン・ドルーリー、ジオ・ウルシェラ、ザック・ネト、ローガン・オホッピーなどで、投手陣もクリス・デベンスキー、サム・バックマン、ベン・ジョイスと枚挙に暇がない。積極補強を敢行しても追いつかないほど、ギリギリの戦力での戦いを強いられているのだ。

　そんななか、エンジェルスの情報を発信するポッドキャスト番組「Talkin Halos」でホストを務めるジャレッド・ティムズ氏がツイッターを更新。３月31日のシーズン開幕戦（オークランド・アスレティックス戦）を飾ったスタメンと最新のスタメンの顔ぶれを比較し、その驚くほどの違いを指摘した。以下の通りだ。

【開幕スタメン】
１番　ウォード　→IL
２番　トラウト　→IL
３番　大谷翔平
４番　レンドーン　→IL
５番　レンフロー
６番　レンヒーフォ
７番　ドルーリー　→IL
８番　ウルシェラ　→IL
９番　オホッピー　→IL
  【最新スタメン】
１番　レンヒーフォ
２番　大谷翔平
３番　モニアック
４番　ムスタカス
５番　サイス
６番　レンフロー
７番　エスコバー
８番　キャベッジ
９番　ベラスケス

　実に開幕戦のスタメンから６人が負傷離脱していることになる。

　風雲急を告げるエンジェルスのロスター。８月に入ればトラウトをはじめ、続々と主軸が帰還する予定だが、ポストシーズン進出に向けて熾烈なバトルが続くなか、どこまで持ちこたえられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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