今季も別格の存在感を見せている二刀流スターに、早くも“MVP当確”の声が上がっている。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は今季、打っては両リーグトップとなる本塁打39本を放ち、打点81、打率.302、長打率と出塁率を合わせたOPSは1.083とハイレベルな数字をマーク。投げては先日のデトロイト・タイガース戦でメジャー初完投・初完封勝利を挙げ、２年連続の二桁勝利にも王手を掛けている。

【画像】日々更新！ 大谷翔平が2023シーズンで魅せる喜怒哀楽の厳選ショット集！ 　投打にわたる異次元のパフォーマンスは、勝利貢献度を表わす指標WAR(Wins Above Replacement)にも如実に表れており、Fan Graphs社が提供するデータでは、大谷の数値は打者と投手を合わせて「7.2」。「4.1」で２位のルイス・ロベルトJr.に3.1ポイントの大差をつけているのだ。

　昨年は最多本塁打記録を更新したアーロン・ジャッジと大谷によるWARのポイント争いが注目され、結果的に大谷をWARで終始１ポイント前後上回ったジャッジがMVPを獲得している。それだけに、この時点で大量リードを奪っている大谷に、「MVP」は確実との声も高まっている。

　米データ分析会社の『Codify Baseball』の公式ツイッターが投稿したア・リーグWARランキングの表では、大谷が２位以下を大きく引き離している現状を伝えており、これにファンも敏感に反応。「競争相手おらんやん」「今から試合でなくてもMVPだ」「ショウヘイは別格だ」「あーあ指標壊れちゃった」「リーグでの傑出度がよくわかるなぁ」などと大谷を称賛する多くのコメントが寄せられている。

　果たして、WARが示すように今季のMVPレースは大谷の独壇場となるのか。二刀流スターが現状の活躍を続ければ、結果は火を見るよりも明らかだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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