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大谷翔平との勝負回避も…エ軍レンフローのスウィープ阻止弾に賛辞「得点圏で27打数0安打の悪い流れを断ち切った」

THE DIGEST編集部

2023.08.01

延長10回に勝ち越しの2ランホームランを放ったレンフロー。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間7月30日(日本時間31日)、敵地でのトロント・ブルージェイズ戦に延長戦の末、3対2で勝利を収めた。大谷翔平は3打数1安打で4試合連続安打をマーク。3回の第2打席でレフトへの安打で出塁し、その後、犠牲フライで先制のホームを踏むなど勝利に貢献している。
 
 今回のブルージェイズとのカード、初戦の大谷の本塁打以降、安打での得点がなかったエンジェルスに待望の場面が訪れた。1対1で迎えた10回表、ランナーを3塁に置き、6番のハンター・レンフローがブルージェイズ5番手のイミ・ガルシアからレフトへの本塁打を放ち、勝ち越しに成功する。その裏、守護神のカルロス・エステベスが1失点を喫したものの、3対2で逃げ切った。

 3回の先制点を挙げた犠牲フライもレンフローが記録しており、この日の全打点を背番号12によるものであり、主砲の大谷が2度の敬遠で歩かされるなか、3連敗を防ぐ殊勲の活躍を見せた。

 この日、粘りを見せたエンジェルスの戦いぶりは、メジャー公式サイト『MLB.com』でもレポートしている。

 ゲーム終了後、配信となったトピックでは「この延長戦の本塁打は、ロサンゼルスがこのシリーズで得点圏にランナーを置いたときの27打数0安打の悪い流れを断ち切った。また、この勝利により、ロサンゼルスはシリーズ・スウィープを回避し、ア・リーグワイルドカード争いでトロントに4ゲーム差まで迫った」とこの試合の内容、結果を評した。

 さらに、フィル・ネビン監督のコメントを紹介しており「大きな一打だった。ここ4、5日、ハンターは本当によくバットを振っていた。我々は3試合中2試合で負けたので、それは我々が望んだことではなかったが、この1試合(の勝利)は必要だったと言っても過言ではない」と指揮官によるレンフローを称える言葉が並んだ。

 また、レンフロー本人による「素晴らしかった。ホームランを打ちたかったわけじゃないんだ。外野に1本打って、打点を挙げるという自分の仕事をしたかったんだ」と語ったとして、この試合の主役の言葉を綴っている。

 記事の中では他にも、先発マウンドを務めたタイラー・アンダーソンの好ピッチングや、エステベスの2イニング投球に対しての賛辞も記されている。この試合も簡単ではない戦いだったものの、エンジェルスは要所でそれぞれの選手が役割を果たし、今後へ繋がる貴重な勝利を手繰り寄せた。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】レンフローが延長10回、勝負を決める2ランアーチ!

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