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MLB

「オオタニや大物FAの獲得はありえない」メッツ、今オフに大谷翔平を獲らないと現地報道。トレード移籍のシャーザーが球団方針を明かす

THE DIGEST編集部

2023.08.02

夏のトレード移籍はなかった大谷だが、FAとなるオフの動向が注目される。(C) Getty Images

夏のトレード移籍はなかった大谷だが、FAとなるオフの動向が注目される。(C) Getty Images

 メジャーリーグでは今シーズンも、現地時間8月1日のトレード期限までに、多くの選手の移籍が行なわれている。その中でも話題となった球団がニューヨーク・メッツだ。今季の開幕からの低迷により期限が近づくにつれ「売り手」となり、事実上、ポストシーズン進出を断念。来季以降を見据え、若手選手獲得と引き換えに、マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーという、2人の大物投手を放出した。
 

 このメッツの動きに対し、現地メディアではチームを去ったシャーザーのコメントがフォーカスされている。さらに、今回球団が示したという方針により、今季終了後FAとなるロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平の去就にも影響を及ぼすものと大きく報じられている。

 メッツの地元、ニューヨークのニュースサイト『amNewYork』によるとシャーザーが、先月トレードを宣告された際、球団GMのビリー・エプラー氏より「(メッツは)2025年、2026年に優勝を狙うチームを目指している」と告げられたことを現地記者に明かしたと伝えている。

 さらに、エプラー氏の意向では、2024年がそのための準備期間となるとして、今オフにはFAで大物選手獲得を目指さず、小規模の契約を行なうつもりであるとの考えを示したという。

 その上で『amNewYork』は「シャーザー、バーランダーを手放した後、メッツは2024年に先発ローテーションの大部分を再構築する必要がある」としながらも、この球団の姿勢を踏まえ「オオタニや他の大物FAの獲得はありえない」と指摘。加えて同メディアは、大谷は先発投手だけでなく、指名打者としてもメッツの有力な獲得候補だったと主張しながら、球団方針が大きく変わったと伝えている。

 また、記事の中では来季、メッツがワールドシリーズを目指すつもりがないことを知ったシャーザーが「ノートレード条項」の破棄を選択したとも記されている一方、「エプラー氏によるシャーザーへのメッセージは、ベテランのエースにノートレード条項を放棄させるためだけの戦術だった可能性があることにも注意が必要だ」との見解も示している。

 他にも記事では「エンジェルスのGMを務めていたエプラーがかつてオオタニとの契約を結んだ。メッツとオオタニの繋がりは強まるばかりだった」として、メッツが大谷に関心を示していたことを強調している。

 これからシーズン終盤にかけ、今オフの大谷のFA動向が注目されていくなか、今回大物を放出したメッツがどんな動きを見せるのか。今後は、ストーブリーグの話題とともにシーズンが進むこととなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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