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MLB

大谷翔平、2年連続2ケタ勝利はアクシデントでお預けも、2年ぶりの40号を達成。それでも守護神が打たれてチームは敗戦

SLUGGER編集部

2023.08.04

4回無失点&全打席出塁。同点のホームを踏んだ上に、両リーグ最速40号で追加点を挙げた大谷。個人としてはほぼパーフェクトな活躍だったが……。(C)Getty Images

4回無失点&全打席出塁。同点のホームを踏んだ上に、両リーグ最速40号で追加点を挙げた大谷。個人としてはほぼパーフェクトな活躍だったが……。(C)Getty Images

 現地8月3日、エンジェルスの大谷翔平は本拠地でのマリナーズ戦2番・DH兼投手で先発出場。投手としては4回3安打無失点。アクシデントで緊急降板しながらも、打っては8回の第4打席に両リーグ最速の40号をかっ飛ばした。

 5回が始まるマウンドに大谷の姿がなかった時、ファンは不安に襲われたことだろう。4回まで3安打無失点と好投していたにもかかわらず、アクシデントで緊急降板(のちに指のけいれんによるものと判明)。自身のラストイヤーにチームを9年ぶりのプレーオフへ導くため、二刀流で奮闘を続けることの疲労は計り知れない。
 
 だが、それでも大谷は大谷だった。マウンドを降りても打者としては出場を続け、3打席で3出塁(1安打2四球)。それどころか8回の第4打席には、弾丸ライナーで右中間スタンドに自身2年ぶり2度目のシーズン40号を見事にぶち込んで、どこまでも規格外なことをまたも証明してみせた。

 大谷の大活躍でエンジェルスも華々しく勝利を飾れるかと思われたが、9回に運命は暗転する。今季セーブ失敗なしの守護神カルロス・エステベスが、イニングの先頭から2者連続四球と不穏な船出。そして1死満塁の大ピンチを招いたところで、7月にデビューしたばかりのルーキー、ケイド・マーロウに、逆転グランドスラムを浴びてしまったのだ。

 それでもまだ2点ビハインド。逆転サヨナラに望みを託すエンジェルスだったが、9回裏はマリナーズのアンドレス・ムニョスに三者連続三振に抑えられて敗戦。トレードで売り手に回ったにもかかわらず、前日に地区3位に浮上したマリナーズとのゲーム差は1.5まで広がってしまった。

構成●SLUGGER編集部

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