MLBは現地時間８月１日にトレード期限を迎えた。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平の去就も球界の大きな関心事となっていたが、今シーズンいっぱいは残留することが決まった。

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　大谷をチームにとどめたエンジェルスは、先月下旬からトレード期限最終日までに５人の新戦力を獲得。2014年以来となるプレーオフ進出を目指すエンジェルスの駆け込み補強について、米メディア『Halo Hangout』は「エンジェルスのトレード期限２つの成功と１つの失敗」と銘打ったトピックを８月３日に掲載した。

　シカゴ・ホワイトソックスから迎え入れたルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペスの両投手については、「トップクラスの投手を獲得した」と評価し、コロラド・ロッキーズから加入のCJ.クロンとランドル・グリチックの獲得も、「ともにかつてはエンジェルス傘下のチームでプレーしていた」と元傘下選手を復帰させた点をメリットとしている。

　クロンとグリチックの項目では野手陣に負傷者が多い点にも触れ、「チームに層の厚さをもたらした。むしろ必要な補強だった」と見解を示した。
  　一方で、期限最終日に行なわれた最後のトレードにはシビアな意見を突き付けた。前ニューヨーク・メッツから獲得した右腕、ドミニク・レオーネは今季の防御率が４点台であり、「あまり良い印象ではない」と表記。さらに、交換要員としてジェレマイア・ジャクソンを放出した点にも、その将来性に言及して「もっといい選手とトレードできたはずだ」と主張している。

　エンジェルスは現地８月３日、本拠地でシアトル・マリナーズと対戦して９回の満塁弾で逆転負けを喫した。それでも、まだシーズンは50試合以上残っている。新たに加わった戦力とともに、より上位を目指して戦っていく。

構成●THE DIGEST編集部

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