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過去15年で3回優勝のジ軍、ベテラン右腕が大谷翔平の獲得へ熱烈ラブコール!「優勝を目指すには良い場所だ」

THE DIGEST編集部

2023.08.10

去就が注目される大谷に対して、ジャイアンツのベテラン右腕がラブコールを送った。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間8月9日、本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦し、4対1で逆転勝ちを収め、前日に続いての連勝を飾った。

 大谷翔平は「2番・投手兼指名打者」で出場、今季22度目の先発マウンドに登った。前回登板となった8月3日のシアトル・マリナーズ戦では指のけいれんにより4回での降板、疲労への懸念も囁かれたが、この日は6回97球を投げ、被安打3、1失点、5奪三振というピッチングでゲームを作った。エンジェルス打線が6回裏に4点を挙げ、大谷は勝ち投手の権利を得ると、リリーフ陣も無失点で繋ぎ、最後はクローザーのカルロス・エステベスが締め括った。
 

 大谷はこれで今季10勝目、2年連続で二桁勝利をマーク。さらに10勝、40本塁打というメジャー史上初の金字塔も打ち立てた。

 前日のゲームでは連敗を止め、ワイルドカード争いに踏みとどまるために連勝が懸かった登板でチームに白星をもたらした大谷。終盤を迎える戦いにおいて、ここからの巻き返しも見据えるなかで、海外メディアではFAを迎えるシーズン後の去就の話題も聞こえているようだ。

 スポーツサイト『FANSIDED』スペイン版では、今回の対戦相手となったジャイアンツのアレックス・カッブが現地メディアを通じて大谷に対し、「ラブコール」を送ったと報じている。

 同メディアは「サンフランシスコ・ジャイアンツは冬のマーケットでアーロン・ジャッジやカルロス・コレアと契約できなかった」として、ジャイアンツが今オフに大谷獲得に動く可能性があると指摘。さらに「ジャイアンツの投手の一人は、最終的にロサンゼルス・エンジェルスで2023年を終えることになる二刀流の日本人選手の獲得にチームの経営陣が全力を尽くすと断言するほどだ」と綴っている。

 その上でカッブが地元メディアに対して「ジャイアンツ、ドジャース、ヤンキース、シカゴ・カブスがオオタニ獲得の機会を待っているといつも聞いている。私が言えるのは、我々が彼を組織に引き入れるために戦う可能性があるということだけだ」と語ったコメントを掲載。

 他にも「過去15年間で、我々はワールドシリーズで3回優勝しているので、ここは優勝を目指すには良い場所だ」と大谷にジャイアンツ移籍を促す、カッブの言葉も紹介している。

 現役選手からも熱烈なラブコールを受ける二刀流スター。勝利への強い意欲を示してきている大谷にとって、プレーオフの常連であるジャイアンツのベテラン右腕の言葉はどう影響するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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