今季のMVPレースに早くも勝負ありのジャッジを下すメディアが出てきている。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は今季も圧巻の二刀流パフォーマンスで魅了。打撃ではア・リーグ本塁打ランキングで断トツ１位の40本、打点は同２位の82、打率は同３位の.310と三冠王も視野に入っており、一方で投手としても２年連続の二桁勝利も目前の９勝を挙げ、ア・リーグ３位の160奪三振、同１位の被打率.186をマークしている。

【画像】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット！ 　米スポーツ専門局『CBS SPORTS』は「MVP賞レース」についての記事を掲載。「トレード期限を終え、個人賞を獲得するためのレースをチェックするのに最高の時期」として、両リーグのMVP、サイ・ヤング賞の行方について予測している。

　そして注目のア・リーグMVPについては、「すべての統計を調べる必要はない。野球ファンはすでに、大谷がいかにバカげているかを知っているはずだ」とその異次元ぶりに言及。それを表わす数値として勝利貢献度を表わす“WAR”を挙げ、「大谷はWARで野手をリードしているが、これは彼の投球を考慮しない限り、彼はリーグで最も価値のある選手ということだ」と見解を示している。大谷は投手としてもWARでトップ10入りしている。

　そのうえで、同メディアは「このレースはもう終わった」と宣言し、大谷のMVP獲得が決定的であると言及。そして次点にはニューヨーク・ヤンキースのゲリット・コール投手を挙げ、「もし大谷がいなければ、このレースは大きく開かれたものになっただろう」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部
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