二刀流スターの圧巻スタッツが、小さくない話題となっている。

　現地８月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地ミニッツメイド・パークで行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「２番・指名打者」で先発出場した。チームが３対11の大敗を喫するなか、大谷は６回の第３打席で相手先発ジャスティン・バーランダーから２試合ぶりのヒットを放って４打数１安打。打率を.305としている。

　この試合前に、エンジェルスの地元メディア『AngelsWin.com』は、公式X（旧ツイッター）を更新。「ショウヘイ・オオタニは、地球上で最高のベースボールプレーヤーであり、彼が我々のチームにいてくれて本当に幸運だ」と綴り、チームの顔である背番号17に大きな喝采を送った。

　そして文面には今季ここまで、異次元の成績を投打で残す日本人にあらためて注目。以下は、現地10日終了時点でのアメリカン・リーグでの主な部門別スタッツである。
  ■打者
本塁打：40（１位）
出塁率：.410（１位）
長打率：.666（１位）
OPS：1.076（１位）
四球：74（１位）
長打：66（１位）
塁打：283（１位）
三塁打：７（１位タイ）
得点：89（２位）
安打：130（３位）
打率：.306（３位）
打点：83（３位）

■投手
被打率：.185（１位）
奪三振率：11.36（２位）
奪三振：165（３位）
空振り率：30.7（３位）
防御率：3.17（４位）
WHIP：1.06（７位）
勝利数：10（７位タイ）
勝率：.667（７位タイ）

　ご覧の通り、大谷は投打両面で軒並み上位にランクインしている。現地11日終了時点では打率がリーグ４位、防御率が同５位に後退したものの、これらの驚異的な数字には、ただただ驚くほかない。打撃三冠王も十分に狙える位置をキープするなど、偉才の勢いは止まらない。

　チームは９年ぶりのポストシーズン進出へ、一戦必勝の戦いが続くなか、今季終了時には、いったいどこまで大谷は数字を伸ばしているのだろうか。今後の活躍も楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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