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通算奪三振率10.69は何とMLB歴代5位!日本人最多奪三振記録を更新したダルビッシュの「本当のすごさ」<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.08.15

今季はやや苦戦しているダルビッシュだが、そのキャリアは見事の一言に尽きる。(C)Getty Images

今季はやや苦戦しているダルビッシュだが、そのキャリアは見事の一言に尽きる。(C)Getty Images

 8月14日(現地)、オリオールズ戦に先発したダルビッシュ有(パドレス)が大記録を樹立した。

 6回、ラモン・ウリアスから高めの4シームでこの日6個目の三振を奪い、これでメジャー通算1919奪三振。野茂英雄(1918奪三振)の日本人選手メジャー最多記録を更新した。

「日本人」というくくりを外しても、ダルビッシュはMLB史上有数の奪三振マシーンだ。通算1500奪三振をクリアした233人の投手のうち、ダルビッシュの通算奪三振率10.69は何と歴代5位に位置する。

▼通算奪三振率ベスト10(1500奪三振以上)
1 クリス・セール 11.07
2 ロビー・レイ  11.03
3 ジェイコブ・デグロム 10.96
4 マックス・シャーザー 10.70
5 ダルビッシュ有 10.69
6 ランディ・ジョンソン 10.61
7 スティーブン・ストラスバーグ 10.55
8 ゲリット・コール 10.44
9 ケリー・ウッド  10.32
10 ペドロ・マルティネス 10.04
 
 同じくドクターKとして名を馳せ、殿堂入りも果たしているジョンソンやマルティネスをも上回っている。もちろん、MLB全体における三振数の激増が追い風になっている面もあるとはいえ、それを差し引いても日本人投手が歴代5位に位置していることの意義は大きい。

 渡米から11年。途中、トミー・ジョン手術による長期離脱もあったが、球界屈指のドクターKとして長年にわたって第一線で結果を残し続けてきたダルビッシュのすごさは、もっと評価されるべきだろう。

構成●SLUGGER編集部
 
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