ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、今季も「二刀流」で大きなインパクトを放っている。「10勝＆40本塁打」という、史上初めての偉業を達成したことで、すでに自身２度目のア・リーグMVPは確実と目されている。

　また、ナ・リーグでもアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJrが現在まで26本塁打、55盗塁をマーク。史上最速での「20本塁打＆50盗塁」を達成したとして、大きく報じられており、こちらも、シーズン終了後でのMVP最有力候補と見られている。

【画像】二刀流パフォーマンスで全米を沸かせる大谷翔平の厳選フォト！ 　２人のプレーヤーが同シーズンで偉業を成し遂げている現況を受け、メジャー公式サイト『MLB.com』は現地時間８月13日に「オオタニとアクーニャは史上最高のコンビになるかもしれない」と銘打ったトピックを配信。両者の今季の活躍をフォーカスしている。

　その中で「ショウヘイ・オオタニとロナルド・アクーニャJr.は歴史的なシーズンの真っ只中にいると言っても大げさではない」と綴っており、それぞれの今季の快挙を伝えている。大谷については「メジャー２位の40本塁打を放ち、打撃では182wRC+で全選手をリードしている。マウンドでは、130回2/3を投げて165人の打者から三振を奪い、防御率3.17」と投打での成績を紹介しながら「オオタニは史上最高のシーズンを送っているかもしれない」と評価。

　さらにアクーニャJr.にも「野球史上稀に見るパワー・スピードのシーズンを送っている。シーズン中、８月までに20本塁打と50盗塁を記録した最初の選手となった」と称え、続けて「この25歳は37本塁打・75盗塁のペースで、30HR/70SBを記録するMLB史上初の選手となる」として、今後の成績予想も記している。

　その上で同メディアは、今季のような「AL/NL史上、同じ年に史上最高のシーズンを送った選手のペア」として、過去の記録を回顧。昨シーズンの大谷とニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジのMVPレースや、1998年に繰り広げられたセントルイス・カージナルスのマーク・マグワイアと、シカゴ・カブスのサミー・ソーサによるホームランキング争いなどを振り返っている。

　他にも1940年代のジョー・ディマジオ、テッド・ウイリアムスや、1920年代にまで遡り、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックなどの記録も綴られており、トピックの中ではそれらを「野球の伝説に刻まれるような、象徴的なシーズン」とも評している。

　大谷とアクーニャJr.が今後の試合の中でどれだけの数字を残していくのか。まさに、MLBの歴史と人々の記憶にも永遠に残り続けるシーズンとなることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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