試合前のTシャツが小さくない話題を呼んでいる。

　現地８月21日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「６番・右翼」として先発出場すると、４回の第２打席で相手先発アレックス・ファエードから２試合連続の13号ソロホームランを放つなど、４打数２安打１打点、２得点と躍動。３試合ぶりのマルチ安打も記録し、７対６の勝利に貢献している。

　前日に続いて豪快アーチを放り込んだ鈴木だが、この日は本塁打以外でも注目を集めていた。それが、試合前に着用していたTシャツだ。胸には、「JUSTIN BIEBER.（ジャスティン・ビーバー）」とのプリント。ちなみに今季開幕前、自身のニックネームを聞かれた際に鈴木は、この世界的歌手の名前を出し、カブスファンの笑いを誘っていた。

　試合後、地元放送局『Marquee Sports Network』のインタビューに応じた同僚ニック・マドリガルは、「彼のことをジャスティン・ビーバーと呼んでいるか？　チーム内でそう呼ぶ人はいるのか？」と問われると、「誰もそう呼んでいないと思う」と笑顔で回答。さらに、「彼が自分のことをそう呼んでいるだけだろう」と話している。
  　また、「ホームランを打ったし、明日もそれを着るだろう。彼は本当に面白いよ」と続けたチームメイトは、「彼はビリーバー（ジャスティン・ビーバーの熱狂的なファンを示す造語）なのか？」という質問に対して、「彼が本当にジャスティン・ビーバーを知っているかは分からない」とコメント。「そのことを彼に聞いてみなきゃね」と答えていた。

　ユーモラスな振る舞いでチームメイトや現地ファンを魅了する鈴木。８月上旬は打撃不振でスタメンを外される時期があったものの、ここ10試合では打率.364、４本塁打、７打点と調子を上げており、シーズン終盤のさらなる活躍にも期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】同僚も仰天!?”ジャスティン・ビーバーTシャツ”を着て練習する鈴木誠也

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