日米の野球ファンに衝撃が走った。

　現地８月23日に行なわれたシンシナティ・レッズとのダブルヘッダーの第１試合で、「２番・DH兼投手」でリアル二刀流として出場した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）。第１打席でいきなり豪快な44号２ランを叩き込んだ背番号17だが、２回途中のマウンドで腕の異変を訴え緊急降板。その後の検査で右肘じん帯の損傷が判明した。

【動画】豪快なアーチ！ 腕の違和感を覚える前に放った大谷の44号２ラン

　残りの試合は登板しないことがエンジェルスによって発表された。手術はセカンドオピニオンを踏まえたうえで判断することになるが、「投手オオタニ」の姿はしばらくお預けになりそうだ。
  　ほとんど休まず投打でフル回転し、チームのために貢献している大谷。この離脱に多くのファンは頭を抱えた。この事態を受け、元プロ野球選手で現在は解説などを務める里崎智也さんは自身のX（旧Twitter）で「ずっとメディアでも言い続けてきたけど、みなさんも他人事ではないので、自分自身にも当てはまるし、大事にしてください！『元気だから休む』ことを！」と訴え、以下のように続けた。

「何かあってからでは遅いです。怪我、病気、疲れないために元気なうちに休む。そうすれば休みは逆に少なくすみます。周りを悲しませないためにも」

　予防の意識を高めることを主張する元選手。高いパフォーマンスを発揮・維持するためにも心掛けたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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