現地8月27日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でニューヨーク・メッツと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場したが、5試合ぶりのノーヒット。チームは9回にサヨナラ負けを喫し、同一カード3連勝を逃した。
相手先発はメジャー4年目左腕のデービッド・ピーターソン。初対戦の大谷は第1打席、4球目のスライダーを打ち返したが、これはレフト正面。3回の第2打席はカウント1-2に追い込まれると、内角高めの速球を豪快に空振りした。
1点リードされた6回1死走者なし、大谷の第3打席は低めのスライダーを引っかけ、二ゴロ。ピーターソンから、なかなか得点を奪えない。
だがエンジェルスは、終盤にようやく反撃する。7回に1死満塁のビックチャンスを作ると、8番チャド・ウォーラクの一ゴロの間に三塁ランナーが生還して同点。8回には相手2番手ドルー・スミスから1番ルイス・レンヒーフォが右中間に12号ソロホームランを放ち、エンジェルスがついに勝ち越した。続く大谷はカウント2-2で迎えた6球目のスライダーを空振り。チームの勢いに乗りたかったが、このゲーム2つ目の三振を喫した。
ところが勝ち越した直後、エンジェルスは7回1失点の好投だった先発グリフィン・キャニングからマット・ムーアに交代すると、これが完全に裏目。ヒットと暴投などで2死二塁のピンチを招くと、4番ピート・アロンソにタイムリー二塁打を打たれ、2対2の同点。キャニングの今季8勝目が露と消えた。
さらに9回裏、エンジェルスは3番手レイナルド・ロペスが大誤算。先頭打者にいきなり死球を与えると、ヒットと四球で無死満塁の大ピンチ。これをメッツ9番ラファエル・オルテガが5球目のスライダーを捉え、ライトに運ぶ適時打でメッツが3対2でサヨナラ勝ちし、連敗をストップ。エンジェルスはわずか4安打の貧打で、決定打を欠いた。
構成●THE DIGEST編集部
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