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大谷翔平は3安打2打点もエ軍は5本塁打を浴びる12失点で3連敗…ついに今季“70敗目”で借金「7」に膨らむ

THE DIGEST編集部

2023.08.30

「2番・指名打者」で先発出場した大谷は2打点をマークする猛打賞もチームは12失点で完敗した。(C) Getty Images

 現地8月29日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でフィラデルフィア・フィリーズと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場して5打数3安打2打点。11試合ぶりの猛打賞を放つも、チームは5本塁打を浴びる大量12失点で元気なく3連敗。今季70敗目を喫し、借金は「7」に膨らんだ。

 大谷の第1打席は初回1死一塁、3球目のスライダーにややタイミングを外され、三邪飛。第2打席は1対1の2回1死二塁、相手先発マイケル・ロレンゼンのチェンジアップを打ち損じて三塁線へボテボテのゴロが転がったが、これを同投手が一塁へ送球したが間に合わず暴投。エンジェルスが相手の失策で1点を勝ち越した。

 エンジェルス1点リードの5回、1死三塁と追加点のチャンスで巡ってきた大谷の第3打席は、外角に来たチェンジアップを引っ張り右前打。今シーズン、93打点目を記録した。

 ところが6回、フィリーズ打線を2点に抑えていた先発タイラー・アンダーソンが、ついに捕まる。ヒットと申告敬遠で無死一、二塁のピンチを招くと、5番アレク・ベームに2球目のチェンジアップを捉えられ、左翼スタンドに逆転の3ランホームラン。フィリーズが一気に試合をひっくり返すと、勢いに乗った打線がつながりこの回一挙6得点を奪った。
 
 5対8と3点ビハインドのエンジェルスは7回、ランデル・グリチェクのソロ弾で追撃ムードを作るも、大谷の4度目の打席は右ライナーに倒れた。するとその直後、3番手ハイメ・バリアーがブライソン・ストットに一発を浴び、エンジェルスは5対11と二桁失点を重ねてしまう。

 7点差で迎えた9回、エンジェルスは1番ノーラン・シャヌエルの適時打で1点を返すと、大谷の第5打席は右中間を破る鋭いライナーを飛ばした。悠々と二塁打にし、この試合2打点をマークした偉才は一瞬笑顔を見せたが、5点ビハインドに表情は険しかった。

 結局後続は続かず、試合は7対12でエンジェルスが完敗。打線が11安打を放つも、今シーズンを象徴するかのように投手陣が崩壊した。

構成●THE DIGEST編集部

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