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大谷翔平の右肘故障で非難を浴びるエンジェルス 現地メディアからは「怪我は避けられなかった」と球団擁護の声も「オオタニはプレーを続けたかった」

THE DIGEST編集部

2023.08.30

右肘の故障で今季の登板はなくなった大谷だが、打者として依然存在感を発揮している。(C) Getty Images

右肘の故障で今季の登板はなくなった大谷だが、打者として依然存在感を発揮している。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が右肘の靭帯を損傷したことが明らかとなり、1週間が過ぎようとしている。現地時間8月23日のシンシナティ・レッズ戦での登板で故障が発覚、それでも以降のゲームでは打者に専念し、ここまで行なわれているすべてのゲームに出場している。

 今季、残りのゲームでは投手としての登板は見送られ、治療についても詳しい内容は今後決定となる。「二刀流」でのプレーはもちろん、シーズン終了を待つことなく、背番号17の姿が見られなくなる可能性もゼロではないようだ。

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 今回の大谷の故障を受け、ファンや各メディアからはエンジェルス球団の管理体制を問う声が上がったと伝えられてきた。また、今月26日にはエンジェルスのペリー・ミナシアンGMが会見を開き、故障以前から大谷に検査を受けるよう打診していたとして、本人と代理人が断っていたとの説明を行なったものの、さらにSNS上などでファンが反応し、火に油を注ぐ結果に。現在もエンジェルスの対応への否定的なコメントなどがさまざまなメディアを通じて報じられている。

 その中で、8月28日、エンジェルスの情報を発信する『Halos Today』では、大谷の故障に関して同サイトの見解を述べており「ショウヘイ・オオタニの怪我はエンジェルスのせいではない。責任転嫁はもうやめよう」と訴えている。

 同トピックでは「怪我はスポーツの不幸な一部でしかない。それは最悪のタイミングでやってくるものであり、それを受け入れることは長い道のりになる」と綴っており、「だから、スーパースター、ショウヘイ・オオタニがまたUCL(内側側副靭帯)を断裂したというニュースが流れたとき、ほとんど即座に野球界全体がエンジェルスの組織への糾弾を始めた」と振り返っている。

その上で「しかし、よくよく考えてみれば、実際は彼らの責任ではないし、避けることもできなかった」として、さらに「オオタニはシーズンが進むにつれて腕の疲労に悩まされていたが、すべてを乗り越えてプレーを続けたかったのだ」と指摘。加えて「エンジェルスはこの怪我を避けることはできなかった。もっと休ませるべきだったと言うのはもっともだが、スター級の選手がプレーしたいときに休ませるのは難しい」と論じている。

 さらに同サイトは、「二刀流」での復帰を願う一文で、大谷への想いを綴っている。

「起こったことを組織のせいにするのはもうたくさんだ。誰も怪我をする選手を見たくはない。エンジェルスにとっては、彼がマウンドに立ち、再び優勝争いに加わる手助けをしてくれることを望んでいる」

 今後の治療方法や、シーズン後の去就も注目される大谷。しかし現段階では、プレーに支障がない状態まで回復することが、ファン、関係者の願いであることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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