今オフにFAとなる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の移籍先に関する噂が、連日のように米国中に飛び交っている。
その有力候補のひとつが現在アメリカン・リーグ西地区の首位を走るシアトル・マリナーズだ。地元紙『The Seattle Times』は、「ショウヘイ・オオタニのマリナーズ入団が今や、より理にかなうようになった理由」と銘打った記事を掲載した。
“二刀流”として投打で球場を駆け回っていた大谷。だが現地8月23日のシンシナティ・レッズ戦で登板した際に右肘に異変を訴え降板。その後、靱帯が損傷していることが発覚し、今季は投手としてはプレーしないことが決まっている。
史上最高額とも予想されていたスターだけあり、肘の故障は契約に影響を及ぼすのではないかと懸念されている。そんななか同紙は、マリナーズに移籍すべき理由を4つ挙げた。
まず「オオタニは勝利を望んでいる。シアトルではそれを叶えることが可能だ」と強さをアピール。「彼らが今の位置にいるのは、投手陣をファームから育成したからだ。今やMLB最高の防御率を誇っている」と自慢げに記した。そして昨季アメリカン・リーグ新人王に輝いたフリオ・ロドリゲスの存在も強調している。
2つ目には「歴史をつくるチャンスがある」と伝える。マリナーズは球団創設以来、ワールドシリーズを制したことがない。これを踏まえたうえで、「オオタニは西海岸でプレーしたいという憶測が以前からされている。しかし西海岸にはマリナーズ以外、即タイトルを獲れるようなチームはない」と指摘する。
そして「金銭的に彼を獲得する余裕があるかもしれない」と3つ目の理由を綴る。肘を痛める前までは、史上最高額となる総額7億ドル(約1000億円)の契約が見込まれていた大谷。だが「マリナーズは怪我をする前に大谷を雇う資金を持っていなかったかもしれないが、今は違う」と怪我の影響により価格が下がり、獲得資金を用意できる可能性を示唆した。
最後に「他球団より彼の腕を必要としていない」といい、「投手陣がこの優秀さを維持できれば、すぐにマウンドで貢献しなければいけないというプレッシャーをオオタニに与えなくてすむだろう」と大谷の負担が小さくなることを強調。そして「投球数に問題があるなら、クローザーに転向する可能性もある」と提案もしている。
かつてはイチローや佐々木主浩、岩隈久志など多くの日本人が活躍したマリナーズ。二刀流スターは同球団を選ぶだろうか。彼の動向に世界の野球ファンが注目する。
構成●THE DIGEST編集部
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まず「オオタニは勝利を望んでいる。シアトルではそれを叶えることが可能だ」と強さをアピール。「彼らが今の位置にいるのは、投手陣をファームから育成したからだ。今やMLB最高の防御率を誇っている」と自慢げに記した。そして昨季アメリカン・リーグ新人王に輝いたフリオ・ロドリゲスの存在も強調している。
2つ目には「歴史をつくるチャンスがある」と伝える。マリナーズは球団創設以来、ワールドシリーズを制したことがない。これを踏まえたうえで、「オオタニは西海岸でプレーしたいという憶測が以前からされている。しかし西海岸にはマリナーズ以外、即タイトルを獲れるようなチームはない」と指摘する。
そして「金銭的に彼を獲得する余裕があるかもしれない」と3つ目の理由を綴る。肘を痛める前までは、史上最高額となる総額7億ドル(約1000億円)の契約が見込まれていた大谷。だが「マリナーズは怪我をする前に大谷を雇う資金を持っていなかったかもしれないが、今は違う」と怪我の影響により価格が下がり、獲得資金を用意できる可能性を示唆した。
最後に「他球団より彼の腕を必要としていない」といい、「投手陣がこの優秀さを維持できれば、すぐにマウンドで貢献しなければいけないというプレッシャーをオオタニに与えなくてすむだろう」と大谷の負担が小さくなることを強調。そして「投球数に問題があるなら、クローザーに転向する可能性もある」と提案もしている。
かつてはイチローや佐々木主浩、岩隈久志など多くの日本人が活躍したマリナーズ。二刀流スターは同球団を選ぶだろうか。彼の動向に世界の野球ファンが注目する。
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