現地９月７日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたクリーブランド・ガーディアンズ戦のスタメンを外れてベンチスタートとなり、代打での出場機会もなく４試合連続の欠場。４日のボルティモア・オリオールズ戦前に痛めた右脇腹の状態は、徐々に回復へ向けて進んでいるものの、まだ万全ではないようだ。

　MLB公式サイトによると、エンジェルスのフィル・ネビン監督はこの試合前、「明日、彼がどう感じるか見てみよう」と話し始め、「よく動いているし、スイングも良くなっているが、今夜の先発には不十分だった。フルスイングするのに安心ができない」と現状を説明。「あと１～２日で復帰できると思う」と今後の見通しを口にしている。

　さらに、「彼は今すぐにでもプレーをしたがっている」と背番号17の様子を明かした指揮官は、「それは彼がどういう人間かを表している。何かを始めたら、最後までやり遂げようとするんだ」とコメント。その上で、「こういうことは時に繊細なものだから、検査を重ねているところだ」と慎重な姿勢を強調し、次のように続けた。
  「彼に休んでほしければ、休むように言う。そういった時もある。もちろん長い間それは起こらなかった。我々の会話は常にいい感じだったと思う。今日はそうかもしれないし、そうでないかもしれない。あと１～２日は必要だと感じた一方、彼のことを評価している。今日、彼はだいぶ良くなったと感じている。プレーしたいと言っていたが、そうさせるつもりはなかった」

　なおこの日、ガーディアンズとの３連戦初戦に臨んだエンジェルスは、３対２で逆転サヨナラ勝ち。チーム連敗を６で止め、借金は11となっている。長丁場のレギュラーシーズンも残り１か月を切ったが、そんな中で、はたして大谷の戦線復帰はどのタイミングとなるだろうか。再びフィールド上で元気な姿が見られることを楽しみに待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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