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プロ野球

「キャリア2度目のノーヒッターだ!」米識者らが山本由伸の“102球ノーノー”に脱帽! 「今オフ獲得を狙うかも」と推された球団とは?

THE DIGEST編集部

2023.09.10

2年連続のノーヒットノーランを達成した山本。今オフ、メジャー入りの可能性がある右腕の快投に米識者も喝采を送る。写真:鈴木颯太朗

2年連続のノーヒットノーランを達成した山本。今オフ、メジャー入りの可能性がある右腕の快投に米識者も喝采を送る。写真:鈴木颯太朗

 MLBスカウト陣が見守る前で、至極のアピールをかました。

 オリックスの山本由伸が9月9日、敵地でのロッテ戦に先発登板。昨年6月18日の西武戦(ベルーナドーム)以来、自身2度目のノーヒットノーランを達成。プロ野球史上88人目、通算100度目のメモリアルとなった。

 初回からテンポの良いピッチングでアウトを積み重ねていった右腕は6回終了時まで、与四球はわずか1つという準完全ペース。球場が大記録を意識した8回には、圧巻の3者連続三振に斬って取り、完全に試合を支配した。

 9回は2アウトで死球を与えランナーを出すも25歳はまったく動じず、最後は藤岡裕大を渾身の154キロの速球で二ゴロに打ち取り、ゲームセット。ロッテ打線を102球で料理し、敵地のマウンドでチームメイトから手荒い祝福を受けた。

 これで勝利数、勝率、防御率に加え、奪三振数でもリーグトップに立った山本。今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する可能性がある右腕には、ネット裏でニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMほか、多くのMLB関係者が視察に訪れ、その投球に目を光らせた。そして、NPB最高右腕の快挙の瞬間には、手放しで拍手を送った。
 
 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、侍ジャパンの3大会ぶりの世界一に貢献した山本。右腕の快投には至極当然、米識者らも熱い視線を注いでいる。

 日本のプロ野球に精通している米野球ライターのジェイソン・コスクリー氏は自身のX(旧ツイッター)に「バファローズのエース、ヨシノブ・ヤマモトがマリーンズ戦でノーヒットノーランを達成した! 102球を投げて8奪三振、1四球、1死球」と投球内容を記し、「ヤマモトは昨シーズンもノーノーを達成しており、NPBで複数回達成したのは彼で10人目だ!」とレポート。1972年の外木場義郎さん以来、51年ぶりの記録に興奮を隠せなかった。

 他にも、米メディア『FOX 13 Tampa Bay』のプロデューサーを務めるジェイミー・ガトリン氏も圧巻のピッチングに脱帽。「ヨシノブ・ヤマモトが、キャリア2度目のノーヒッターを達成した。ボストン・レッドソックスが、今オフ獲得を狙う選手になるかもしれない」と具体的な球団名まで挙げ、日本人右腕のメジャー入りに太鼓判を押す。

 前人未到の3年連続4冠も視野に入る25歳はお立ち台で「嬉しい。もっと頑張って四球を出さないように、高みを目指してやっていきたい」と決意を口にした。もはや国内では無双と言える凄みを見せている山本。異次元のパフォーマンスを目の当たりにした識者らには、どう映ったのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】ヤンキースのキャッシュマンGMが山本由伸のノーノーに拍手!

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