プロ野球

「人生が可哀想だ」「ボールに打たれて引退しなさい」日本ハム・伊藤大海、壮絶な誹謗中傷への苦悩を吐露「絶対に許しません」

THE DIGEST編集部

2023.09.11

相次ぐ誹謗中傷に声を上げた伊藤。写真:THE DIGEST写真部

 日本ハムの伊藤大海が9月10日、自身のインスタグラムのストーリーを更新。相次ぐ誹謗中傷に対して、苦しい胸中を明かした。

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 伊藤は9月10日の西武戦(エスコンフィールド)に先発出場。自己最短となる2回1/3(73球)を投げて9安打、6失点に終わり、9敗目を喫した。さらに、チームは今季3度目の5連敗となり、不穏な空気が流れていた。

 試合後、背番号17は自身のSNS上に寄せられた壮絶なメッセージを公開。そこには「インスタをする時間に練習しなさい」「人生が可哀想だ」「ボールに頭を打たれて引退しなさい」などの侮辱コメントや、容姿を批判するような内容まで含まれていた。

 伊藤は、「チームには申し訳ない内容で情けない投球した事は重々承知ですが…」と前置きしたうえで、持論を展開した。
 
「言っていい事と悪い事はあると思います。ファンの皆様の応援があってこそのプロ野球選手ですし、決して安くはないチケットで観戦に来て頂いている皆様には時には厳しい意見を言う権利はあると思いますが、意見と感想。それと誹謗中傷は全く別物だと思います。

 選手も普通の人間です。フィールドで戦う心を持っていても一歩外に出れば心に刺さってしまう言葉ももちろんあります。何より腹立たしいのは今まで育てて来てくれた両親、沢山のことを教えて頂いた指導者、関係者様を否定するように受け取られる言葉だと言うことです。絶対に許しません」

 なお、先日も阪神タイガースが一部のファンに向けて、「誹謗中傷、過度な野次、替え歌等で相手を侮辱」といった迷惑行為に対し、注意を促していた。

構成●THE DIGEST編集部

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