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「MLB史上最も目覚ましいシーズンに終止符」大谷翔平の”今季終了”を英紙が異例の報道! エ軍に皮肉も「望ましい結果得られず」

THE DIGEST編集部

2023.09.17

今季終了が発表された大谷。英メディアでもその驚きは伝えられている。(C) Getty Images

 無念の思いは想像に難くない。

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地9月16日、大谷翔平が右脇腹痛で10日間の負傷者リスト(IL)入り、併せて今季の残り試合はプレーしないと公表した。

 大谷は4日のフリー打撃中に右脇腹を痛め、11試合連続で欠場していた。IL入りするのは2019年3月以来4年ぶりで、当時は右肘のトミー・ジョン手術を受けていた。エンジェルスのペリー・ミナシアンGMは「できるだけ早い時期に、(右肘の)なんらかの手術を行なう」と発表している。

 偉才の「今季終了」の知らせは米メディアだけでなく、英メディアも一斉に報道している。英国の日刊紙『The Guardian』は「エンジェルスのスタープレーヤー、ショウヘイ・オオタニが残りシーズンを欠場すると球団が発表した。彼は右脇腹の故障のため9月3日以来プレーしておらず、投手としてのシーズンは右肘靭帯損傷のため8月23日に終了していた」と綴り、これまでの経緯を説明している。

 同紙は「メジャーリーグ史上最も目覚ましいシーズンのひとつに終止符が打たれた。二刀流の活躍で3シーズンぶり2度目のアメリカン・リーグMVP受賞が有力視され、今オフのフリーエージェントとして5億ドル以上の契約を手にするのではないかという憶測を呼んでいた」と伝え、MLBのなかでも大谷の存在は突出していたと強調している。
 
 同じく英紙『Daily Mail』も反応。「エンジェル・スタジアムの二刀流スターのロッカーが空になったと報じられた後に、このニュースは発表された。エンジェルスは当初、空の理由については説明しないと述べていたが、土曜日の午後にオオタニがIL入りしたことを認めた」と、前日に大谷がクラブハウスにある自分のロッカーから私物や野球用具のほとんどをすでに撤去していたと補足している。 

 同メディアは「2014年以来のプレーオフ進出を目指し、オオタニに勝利への拘りを示すため、チームはトレードなどあらゆる補強を敢行したが、望ましい結果は得られなかった(現地15日終了時で68勝80敗)。オオタニが今オフのフリーエージェントで、初めて手にする金額がいくらになるかはまだ分からない」とし、去就にも関心を寄せていた。

 稀代のMLBプレーヤーの動向は、海を越えた海外でも興味が注がれている。

構成●THE DIGEST編集部

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