オリックスの主砲、森友哉が18日の本拠地・楽天戦で4打数3安打、1本塁打を含む2打点の活躍を見せてチームを優勝にグッと近づけた。19日から行われる2位のロッテとの2連戦を連勝すれば、20日に本拠地・京セラドームで優勝が決まることになる。
8試合連続安打を継続中の森は、今季途中に怪我で離脱したこともあったが、このまま行けば何とか規定打席に達する見込み。打率は3割目前まで上げており、18日現在で16本塁打60打点と、今季からメジャーに移籍した吉田正尚(レッドソックス)の穴を十分に埋めている。森も「チームの戦力になれているのはすごくうれしく思います」と安堵の表情を浮かべていた。
オリックスは森とともにバッテリーの要だった若月健矢と、打線の要だった頓宮裕真が体調不良により離脱中。森は若月に対し、「もうはよ帰ってきてほしいなと思ってます(笑)。自分がいないときは1ヵ月くらいずっとフルで出させてしまって申し訳ないと思っていた。それでもほぼ2人でここまで頑張ってこられたので。早く戻ってきて、早く試合に出てほしいな」とぽろり本音をもらしている。
逆に今は捕手で孤軍奮闘している形で、「今は4試合連続でマスクかぶっている。今シーズンは(連続マスクが)なかったと思うんで。ずっとやってれば慣れてると思うんですが、やってこなかった分少し疲労はあるかなと思います」。頓宮がいない打線においても「もう自分がやることは何も変わらないので。昨日もきょうも、すごくいいつながりのある打線でしたし。自分ができることをしっかり継続してやりたい」と言う。
この日はルーキー曽谷龍平とのバッテリーで「初勝利をつけてあげたかった」と話していた。実際に打線は5点を援護するも、4回途中に連打を浴びて2点差まで迫られたところで曽谷はKO。初白星はお預けになってしまった。
「何とか5回までというのは思っていたんですけど、粘りきれなくて。ちょっと申し訳ないと思います」とリード面を反省していた森だが、6回にはダメ押しの16号ソロ。「どっちが1点とるかでだいぶ流れが変わる場面だったと思うんで。結果的に本塁打になって良かったと思います」と会心の一発を喜んでいた。
曽谷に勝ちはつけられなかったが、鉄壁の中継ぎ陣がこの日もフル回転。「チームは決していい流れではなかったと思うんですが、(6回に登板した)阿部(翔太)さんが三者凡退に抑えてくれたことでもう一度流れがこっちにきたのかなと。そこに関しては、みんなすごかったんですけど、特に阿部さんには感謝です」と、森も先輩の気迫のこもったピッチングが流れを呼び込んだことを強調していた。
ヒーローインタビューでは、京セラでの優勝を誓っていた森。「できればホームで決めたいなという思いはありますね。地元っていうのもありますし、1年目というのもありますし。ファンの喜んだ顔というのが見たい」。ファンの気持ちを重視する森らしい言い回しで、その理由を述べている。三連覇請負人としてオリックスにやってきた新たなる主砲は移籍1年目から結果を出すことで、チームとファンの信頼を勝ち取った。
取材・文⚫︎どら増田
8試合連続安打を継続中の森は、今季途中に怪我で離脱したこともあったが、このまま行けば何とか規定打席に達する見込み。打率は3割目前まで上げており、18日現在で16本塁打60打点と、今季からメジャーに移籍した吉田正尚(レッドソックス)の穴を十分に埋めている。森も「チームの戦力になれているのはすごくうれしく思います」と安堵の表情を浮かべていた。
オリックスは森とともにバッテリーの要だった若月健矢と、打線の要だった頓宮裕真が体調不良により離脱中。森は若月に対し、「もうはよ帰ってきてほしいなと思ってます(笑)。自分がいないときは1ヵ月くらいずっとフルで出させてしまって申し訳ないと思っていた。それでもほぼ2人でここまで頑張ってこられたので。早く戻ってきて、早く試合に出てほしいな」とぽろり本音をもらしている。
逆に今は捕手で孤軍奮闘している形で、「今は4試合連続でマスクかぶっている。今シーズンは(連続マスクが)なかったと思うんで。ずっとやってれば慣れてると思うんですが、やってこなかった分少し疲労はあるかなと思います」。頓宮がいない打線においても「もう自分がやることは何も変わらないので。昨日もきょうも、すごくいいつながりのある打線でしたし。自分ができることをしっかり継続してやりたい」と言う。
この日はルーキー曽谷龍平とのバッテリーで「初勝利をつけてあげたかった」と話していた。実際に打線は5点を援護するも、4回途中に連打を浴びて2点差まで迫られたところで曽谷はKO。初白星はお預けになってしまった。
「何とか5回までというのは思っていたんですけど、粘りきれなくて。ちょっと申し訳ないと思います」とリード面を反省していた森だが、6回にはダメ押しの16号ソロ。「どっちが1点とるかでだいぶ流れが変わる場面だったと思うんで。結果的に本塁打になって良かったと思います」と会心の一発を喜んでいた。
曽谷に勝ちはつけられなかったが、鉄壁の中継ぎ陣がこの日もフル回転。「チームは決していい流れではなかったと思うんですが、(6回に登板した)阿部(翔太)さんが三者凡退に抑えてくれたことでもう一度流れがこっちにきたのかなと。そこに関しては、みんなすごかったんですけど、特に阿部さんには感謝です」と、森も先輩の気迫のこもったピッチングが流れを呼び込んだことを強調していた。
ヒーローインタビューでは、京セラでの優勝を誓っていた森。「できればホームで決めたいなという思いはありますね。地元っていうのもありますし、1年目というのもありますし。ファンの喜んだ顔というのが見たい」。ファンの気持ちを重視する森らしい言い回しで、その理由を述べている。三連覇請負人としてオリックスにやってきた新たなる主砲は移籍1年目から結果を出すことで、チームとファンの信頼を勝ち取った。
取材・文⚫︎どら増田
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