ロサンゼルス・エンジェルスは9月16日、右脇腹を痛めた大谷翔平を負傷者リストに入れ、今シーズンはもうプレーしないと発表した。大谷は今オフにFAを迎えるため、エンジェルスでのプレーは、もう見られない可能性がある。
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そんななか、地元紙『Orange County Register』でロサンゼルス・エンジェルスを2013年から担当するジェフ・フレッチャー記者は、「ショウヘイ・オオタニ、キャリアトップ10の瞬間」という記事を9月18日に配信した。
フレッチャー記者が10位に選んだのは、2019年6月13日のタンパベイ・レイズ戦で達成したサイクル安打。初回に本塁打、3回に二塁打、5回に三塁打、7回に中前打を放ち、メジャーで日本人初となるサイクル安打を達成した。
9位は2021年7月9日のシアトル・マリナーズ戦で放った本塁打。「シアトルの球場で、463フィート(約141メートル)の大飛球をアッパーデッキに押し込んだ。あまりにも予想外な打球で、カメラマンが十分な高さを取らなかったため、テレビ視聴者は打球の着点を見ることができなかった。オオタニは数多くの本塁打を放ってきたが、これが最も記憶に残る」と記した。
8位には、デンバーで行なわれた2021年のオールスターゲームを選んだ。「初めて本格的な活躍を見せたオオタニの、2日間にわたるショー。ホームランダービーに出場してホアン・ソトに敗れた翌日、ア・リーグの先発投手と先発DHを務めた。『この2日間でかなりヘトヘトになると思う』とオールスター前に語っていた二刀流は、『でも、観たい人はたくさんいる。ファンを幸せにしたいから、僕はやり遂げます』と話していた」
7位は、2022年6月21~22日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で見せた活躍だ。「21日に打者として2本塁打・8打点と、“キャリアのなかで最も攻撃的な日”だった。翌22日には先発して8回を無失点で13奪三振。連日にわたって最高のパフォーマンスを見せた」
6位に選んだのは、2018年9月5日の敵地でのテキサス・レンジャーズ戦。「その日の朝に右肘内側側副靱帯の損傷が明らかになったオオタニは、その日の夜の試合で2本の本塁打を含む4打数4安打を記録し、逆境を乗り越える能力を存分に示した」
5位は、2022年5月5日に行なわれた敵地でのボストン・レッドソックス戦だ。「7回を投げて6安打無失点、11奪三振、無四球で勝ち投手に。印象的だったのは99球中81ストライクを投げたことで、これはキャリアの中で最も高い割合となった。また、ベーブ・ルースの故郷〝フェンウェイ・パーク〟でオオタニが初めて先発した試合でもあった」
4位は、2023年6月に敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズとの4連戦。「オオタニはシリーズで4本の本塁打を放ち、8打点を挙げた。また4戦目に先発して6回無失点で勝ち投手になった。この投打の活躍を間近で見たチームメイトのマイク・トラウトは、『これまで私が見てきた打者のなかで、ひとつのシリーズで最も印象的な活躍をした。見ているだけで楽しいよ』と語っていた」
3位には、2023年7月27日に行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーを選んだ。第1戦で投手として完封した大谷が、2戦目で2本の本塁打を放った。「タイガースのマット・マニング投手が『オオタニは今日、おそらく誰も見たことがないような“最高の野球の日”を過ごした。本当に信じられない』と語った。この翌週から、エンジェルスの崩壊が始まった」
2位は2018年4月8日のオークランド・アスレテイックス戦だ。「スプリングトレーニングでオオタニは投手としても打者としてもひどい出来だった。多くの人が二刀流として成功できるのか懐疑的だった。ところが先発投手として7回途中まで完全試合ペースという快投を見せ、その後の3試合でいずれも本塁打を放った。その投打能力の覚醒は、スプリングトレーニングの内容は真の能力ではなかったことを球界に示し、それから彼は二刀流選手として誰も到達できなかったレベルの成功を収め続けた」
そして1位には、歴史的なイニングをチョイスした。2021年4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、MLBでは自身初となる「2番・投手」として投打同時出場。1回表に投手として相手打者を抑え込むと、その裏に飛距離137メートルの特大アーチを放った。「野球史に残る驚愕の1イニング。この2021年シーズンに、オオタニは満場一致でア・リーグのMVPに選ばれた」
構成●THE DIGEST編集部
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そんななか、地元紙『Orange County Register』でロサンゼルス・エンジェルスを2013年から担当するジェフ・フレッチャー記者は、「ショウヘイ・オオタニ、キャリアトップ10の瞬間」という記事を9月18日に配信した。
フレッチャー記者が10位に選んだのは、2019年6月13日のタンパベイ・レイズ戦で達成したサイクル安打。初回に本塁打、3回に二塁打、5回に三塁打、7回に中前打を放ち、メジャーで日本人初となるサイクル安打を達成した。
9位は2021年7月9日のシアトル・マリナーズ戦で放った本塁打。「シアトルの球場で、463フィート(約141メートル)の大飛球をアッパーデッキに押し込んだ。あまりにも予想外な打球で、カメラマンが十分な高さを取らなかったため、テレビ視聴者は打球の着点を見ることができなかった。オオタニは数多くの本塁打を放ってきたが、これが最も記憶に残る」と記した。
8位には、デンバーで行なわれた2021年のオールスターゲームを選んだ。「初めて本格的な活躍を見せたオオタニの、2日間にわたるショー。ホームランダービーに出場してホアン・ソトに敗れた翌日、ア・リーグの先発投手と先発DHを務めた。『この2日間でかなりヘトヘトになると思う』とオールスター前に語っていた二刀流は、『でも、観たい人はたくさんいる。ファンを幸せにしたいから、僕はやり遂げます』と話していた」
7位は、2022年6月21~22日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で見せた活躍だ。「21日に打者として2本塁打・8打点と、“キャリアのなかで最も攻撃的な日”だった。翌22日には先発して8回を無失点で13奪三振。連日にわたって最高のパフォーマンスを見せた」
6位に選んだのは、2018年9月5日の敵地でのテキサス・レンジャーズ戦。「その日の朝に右肘内側側副靱帯の損傷が明らかになったオオタニは、その日の夜の試合で2本の本塁打を含む4打数4安打を記録し、逆境を乗り越える能力を存分に示した」
5位は、2022年5月5日に行なわれた敵地でのボストン・レッドソックス戦だ。「7回を投げて6安打無失点、11奪三振、無四球で勝ち投手に。印象的だったのは99球中81ストライクを投げたことで、これはキャリアの中で最も高い割合となった。また、ベーブ・ルースの故郷〝フェンウェイ・パーク〟でオオタニが初めて先発した試合でもあった」
4位は、2023年6月に敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズとの4連戦。「オオタニはシリーズで4本の本塁打を放ち、8打点を挙げた。また4戦目に先発して6回無失点で勝ち投手になった。この投打の活躍を間近で見たチームメイトのマイク・トラウトは、『これまで私が見てきた打者のなかで、ひとつのシリーズで最も印象的な活躍をした。見ているだけで楽しいよ』と語っていた」
3位には、2023年7月27日に行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーを選んだ。第1戦で投手として完封した大谷が、2戦目で2本の本塁打を放った。「タイガースのマット・マニング投手が『オオタニは今日、おそらく誰も見たことがないような“最高の野球の日”を過ごした。本当に信じられない』と語った。この翌週から、エンジェルスの崩壊が始まった」
2位は2018年4月8日のオークランド・アスレテイックス戦だ。「スプリングトレーニングでオオタニは投手としても打者としてもひどい出来だった。多くの人が二刀流として成功できるのか懐疑的だった。ところが先発投手として7回途中まで完全試合ペースという快投を見せ、その後の3試合でいずれも本塁打を放った。その投打能力の覚醒は、スプリングトレーニングの内容は真の能力ではなかったことを球界に示し、それから彼は二刀流選手として誰も到達できなかったレベルの成功を収め続けた」
そして1位には、歴史的なイニングをチョイスした。2021年4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦で、MLBでは自身初となる「2番・投手」として投打同時出場。1回表に投手として相手打者を抑え込むと、その裏に飛距離137メートルの特大アーチを放った。「野球史に残る驚愕の1イニング。この2021年シーズンに、オオタニは満場一致でア・リーグのMVPに選ばれた」
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