メジャー１年目の日本人右腕が偉業を達成した。

　ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地９月27日、本拠地シティ・フィールドでのフロリダ・マーリンズ戦に先発。今季最終登板は５回を投げ被安打３、８奪三振、２失点の内容で勝敗はつかず。シーズン最終成績は12勝７敗、防御率は2.98で、202奪三振で終えた。
  　千賀は３回にマーリンズ３番のジェイク・バーガーを伝家の宝刀”ゴーストフォーク”で三振に斬って取り、１年目で200奪三振に到達。同記録は、球団13人目の偉業達成となった。

　ルーキー右腕の今季の成績に現地メディア、識者からは絶賛の声が止まない。米メディア『AppleTV PLUS』でMLBインサイダーなどを務めるラッセル・ドージー氏は自身のX（旧ツイッター）で「メッツのシーズンのせいで愛されることはなかったが、今シーズンの千賀滉大が成し遂げたことはかなりの注目に値する。間違いなくナ・リーグのサイ・ヤング賞と新人王の投票に値する選手だ」と千賀の1年目の成績を称賛。同じく米メディア『Mets_Minors』、『Metsmerized』で編集長を務めるマイク・メイヤー氏も、「千賀滉大は防御率2.98、奪三振202でルーキーシーズンを終えた。 彼はナ・リーグのサイ・ヤング賞と新人王の票を獲得することになるだろう」と綴り、やはり千賀がナ・リーグの賞レースにおける有力候補者になると見ている。

　27日のマーリンズ戦でも力投を見せたが、チームは９回に勝ち越しを許して２-４で敗戦。来季はエースの呼び声も高い千賀の力が、巻き返しを図るチームにとってますます必要となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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