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MLB

鈴木誠也、ブレーブス戦で痛恨の落球も米誌は「ブルペン崩壊」が敗因と主張! PO争いにも「スズキのエラーはほとんど関係ない」と言及

THE DIGEST編集部

2023.09.29

現地28日のブレーブス戦では3安打と気を吐いた鈴木。打撃面では存在感を発揮している。(C) Getty Images

現地28日のブレーブス戦では3安打と気を吐いた鈴木。打撃面では存在感を発揮している。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスファン、そして日本の野球ファンにとってもショッキングなシーンとなった。

 現在、ワイルドカード争いを繰り広げているカブスは、現地時間9月26日にアトランタ・ブレーブスと敵地で対戦し、一時は6対0と大量リードを奪うも6回からの3イニングで7失点を喫し、6対7で敗れた。

 このゲームの終盤、カブスは6対5と1点リードで迎えた8回裏、4番手でマウンドに登ったドルー・スマイリーがランナー2人を出しながらも2アウトまでこぎつけ、ブレーブスの8番打者、ショーン・マーフィーもライトフライに打ち取ったかに思われた。しかし、これを右翼手、鈴木誠也が落下地点に入りながらもまさかの落球。このエラーでランナー2人が還り、カブスは逆転負けとなった。
 
 この日、ゲーム終了後、試合結果に加え最終盤での逆転に繋がった鈴木のプレーが各メディアで報じられたことは言うまでもない。ワイルドカード争いもさらに熾烈を極めることとなり、リードを守り切れなかったこの日の敗戦は今後に大きく響く可能性も考えられる。

 しかし、ゲーム翌日、米誌『Forbes』は、仮にカブスがプレーオフを逃した場合もこの鈴木のエラーは「ほとんど関係がない」と公式サイト上で報じた。

 現地時間9月27日に配信となったトピックにおいて、同メディアは「そもそもなぜスズキのミスプレーがこれほど問題になったのかを考えた方がいい。カブスは彼がエラーをするわずか2イニング前に、6点をリードしていた。たとえショーン・マーフィーの飛球を見逃し、2失点したとしても、7-6ではなく6-2だったはずだ」と振り返った。

 さらに、シーズン後半、この試合に至るまでの鈴木の活躍も強調している。

「彼はシーズン最後の2か月間、驚異的な活躍をしている。ここ30試合で打率.357、火曜日のブレーブス戦では2点タイムリーとなる三塁打を放った。守備面では、彼はシーズンを通して堅実であるため、1つのエラー(タイミングが悪かったかもしれないが)で不運な敗戦の全責任を負わせる理由にはならない」

 そして「カブスのクラブハウスの面々も、このことは分かっている」と述べながら、8回にマウンド上にいたスマイリーも「皆が彼をサポートしている」と語ったコメントも紹介している。その上で、改めてこの日の内容について同メディアは「ブルペンが崩壊していたことだ」と繰り返し、終盤での大量失点を敗因として挙げた。

 カブスは翌日も5対6で競り負け、ブレーブス戦連敗となったものの、なんとかプレーオフ進出圏内に踏みとどまっている状況だ。残り4ゲームはまさに正念場の戦いとなるカブス。最後までチーム力の高さを示せるか。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】現地28日のブレーブス戦は3安打! 鈴木誠也の適時二塁打!

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