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「オオタニは金額よりも環境を優先する」米メディアが“大谷翔平の信念”を用いて、移籍する可能性が高いチームを推測

THE DIGEST編集部

2023.10.08

9月19日に右肘を手術した大谷だが、それでもFA市場の注目銘柄と見られている。(C)Getty Images

 米メディア『Sportsnaut』は10月7日、大谷翔平の去就に関する記事を配信し、「オオタニは近年のMLBで最も切望される選手。そして最終決断に影響を与えそうな明らかな要因がある」として、大谷を巡る状況を説明している。

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 同メディアは、肘の手術で2024年は打者に専念し、投手として登板できるのは2025年になる状況を踏まえて、「オオタニは短期契約を結ぶ可能性もあるだろう。そして二刀流として復活している2年後にふたたびFAに挑戦する考え方がある」としながらも、「しかし、オオタニはそれを求めていない」と記した。

 その理由として同メディアは、米スポーツ局『ESPN』の敏腕記者ジェフ・パッサン氏がポッドキャスト番組『Baseball Is Dead』で語った内容を用いている。
 
 パッサン記者は、「肘を負傷する前、オオタニを獲得する球団に必要なのは金額だった。だからオオタニの獲得に動けるのは一部のチームに限られていたが、しかし肘の負傷(で金額が下がると予想される)によって、より多くの球団が争奪戦に加わる可能性がある。それでもオオタニは巨額の契約よりも、野球に集中できる環境を優先するだろう。だから短期契約をしてふたたびFA市場に出てくるとは考えられない」と話していた。

 同メディアはパッサン記者が伝えた「金額よりも環境を優先する」という大谷の"信念"を踏まえたうえで、「多くの球団の名前が獲得候補に挙がっているが、ロサンゼルス・エンジェルスとの再契約が実現しなれば、最終的にはロサンゼルス・ドジャース、シアトル・マリナーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツが最良の選択肢となるだろう」と、移籍先は絞られていると見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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