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監督退任のエンジェルスにとって“今オフ最高のシナリオ”は「FAオオタニとの再契約だ」MLB公式が分析

THE DIGEST編集部

2023.10.11

FAの大谷は他球団への移籍に加えて、エンジェルスに残留する道もある。(C)Getty Images

 現地10月9日、MLB公式サイトは、来季へ向けて後任監督を探している球団に注目し、それぞれの課題と特長を分析。そのなかで、先日フィル・ネビン監督の退任が発表されたロサンゼルス・エンジェルスについては、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷翔平の去就を含め、同サイトのトーマス・ハリガン記者から厳しい指摘が飛んだ。

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 73勝89敗でア・リーグ西地区4位に沈み、9年連続でプレーオフ進出を逃したエンジェルス。これを踏まえてハリガン記者が「エンジェルスにとって今オフ最高のシナリオ」として描いているのは、「FAのオオタニと再契約し、この二刀流スターとマイク・トラウトが中心となるロースターを新監督に与える」というものだ。

 その一方で、「ヘイローズ(エンジェルスの愛称)が競争力を持ったチームにならなければならない」と続けて、「オーナーのアート・モレノは、少なくとも出費に前向きな姿勢を示している」とチームの現状を分析。「エンジェルスは、球界トップクラスの年俸を支払っている」として、大谷と再契約したい球団側の意向を強調している。
 
 ただ、「もしオオタニが退団したら?」との疑問には、「その場合、新監督に残されるのは、リーグ内でパッとしない選手たち、貧弱なファームシステム、そして9シーズン連続でプレーオフを逃しているという事実だけだ」と厳しい戦いになると指摘。投打で異彩を放ってきた背番号17の存在は、やはりハリガン記者の目にも大きいものとして映っているようだ。

 はたしてこのオフシーズンは、どのような動きが見られるだろうか。各球団にとって来季の命運を左右することになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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