専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

エ軍監督人事に意見分かれる…最有力の前メッツ、ショーウォルター氏に「再建に向かうなら意味がない」「彼のようなベテランこそ」

THE DIGEST編集部

2023.10.15

前メッツ監督のショーウォルター氏がエンジェルスの後任監督して浮上。現地メディアでは様々な意見が挙がっている。(C) Getty Images

前メッツ監督のショーウォルター氏がエンジェルスの後任監督して浮上。現地メディアでは様々な意見が挙がっている。(C) Getty Images

 チーム再建を担う、来季の指揮官決定も難航するのだろうか。

 ア・リーグ西地区4位に沈み、9年連続でプレーオフ出場を逃したロサンゼルス・エンジェルス。レギュラーシーズン終了後、約1年半に渡りチームを率いたフィル・ネビン監督が退任となり、現在は新監督候補の名前が各メディアを賑わせている。
 
 これまで特に有力と報じられているのが、今季までニューヨーク・メッツの指揮を執っていたバック・ショーウォルター氏だ。米国内では、本人がエンジェルス監督就任に意欲を示しているとも伝えられており、67歳の知将を「最有力」と推す声も少なくない。同時に、チームとしての方向性や今オフの動向を踏まえながら、現在のエンジェルス球団には相応しくないとの主張も聞こえてきている。

 現地時間10月14日、エンジェルス専門メディアである『Halos Today』では、ショーウォルター氏の去就についての米国内からの反応などを紹介している。

 同メディアは「ロサンゼルス・エンジェルスが新監督を探す中、元ニューヨーク・メッツ監督のバック・ショーォルターに関する話題が多い。彼は解雇されて以来、ヘイローズとの関係が取り沙汰されており、大量のコネクションが存在する」と後任人事に言及。その上で、MLBインサイダーのジム・ボーデン氏の見解に触れ、「これだけ話題になっているにもかかわらず、エンジェルスがバック・ショーウォルターを雇う道を歩むとは見ていない」と指摘し、同氏のコメントも掲載している。

「ヘイローズが来季、競争力のあるチームを作るつもりなら、ショーウォルターで問題ないだろう。しかし、もし彼らが再建に向かいたいのであれば、それはあり得ないことだが、ショーウォルターのような監督はあまり意味がない」

 また、今回のトピックの中では他に、『NewYork Post』紙のジョン・ヘイマン記者による「ショーウォルターのようなベテラン監督こそ、今のエンジェルスに理に適っている」との見解も伝えている。

 その上で同メディアは「いずれにせよ、エンジェルスはこの雇用を正しく行なう必要がある。彼らは2018年以来5人目の監督が就任することになるが、それはこの球団の監督職の効率の悪さを示している」とクギを刺しており、続けて「これはチームにとって興味深いオフシーズンになるだろうし、組織の将来を左右する決断でもあるだろう」と大きなターニングポイントになると強調した。

「二刀流スター」大谷翔平の動向も球界全体から注目を集めるエンジェルス。大幅なチーム再構築が行なわれる可能性もある来季、その手綱は果たして誰に委ねられるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】史上初の快挙多数!厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」

【PHOTO】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット満載!(Part1)

【PHOTO】WBCのヒーローはメジャー開幕後も全開!輝きを放った大谷翔平の喜怒哀楽ショット!(Part2)

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号