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プロ野球

「噓のような事が起きた」日本プロ野球の終盤戦に韓国メディアも興味津々「年俸1、2位球団が寂しくシーズンを終えた」

THE DIGEST編集部

2023.10.17

CSファーストステージで無念の敗退となったソフトバンク。藤本監督(中央)の退任が決まった。写真:滝川敏之

CSファーストステージで無念の敗退となったソフトバンク。藤本監督(中央)の退任が決まった。写真:滝川敏之

 シーズン終盤を迎えたNPBの動向に韓国メディアも興味津々のようだ。

 プロ野球は10月16日、ロッテがソフトバンクに延長10回サヨナラ勝ちを収め、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを突破。これで両リーグのCSファイナルステージの対戦カードが決まった。セ・リーグは阪神対広島、パ・リーグはオリックス対ロッテとなった。
 
 そして、この結果を受けて日本プロ野球の終盤戦動向に言及したのが韓国メディアの『スポーツ朝鮮』だ。同メディアは「秋野球の失敗で早期脱落、監督交代…年俸1、2位読売、ソフトバンク悪夢」と題した記事で、まずはソフトバンクのまさかのサヨナラ負けについて詳報。「リーグ3位のソフトバンクが2位の千葉ロッテを破る下剋上のドラマが繰り広げられるかに見えたが、勝利までアウトカウント3個を残して嘘のような事が起きた」と綴り、10回裏に飛び出した藤岡裕大の同点3ランホームラン、続く安田尚憲のサヨナラ二塁打について触れ、「雰囲気に乗ったロッテ打線が怖い集中力を発揮した」と報じた。

 同メディアはCSファーストステージで敗れたソフトバンクとセ・リーグ4位でペナントレースを終えた巨人を指して、「日本プロ野球年俸1、2位チームが寂しくシーズンを終えた」と指摘。続けて、「今年の年俸1位チームの読売はセ・リーグ4位にとどまり、秋野球もできなかった。優勝を目標に出発したチームが2年連続Bクラスにとどまった」「原辰徳監督の辞任によって、17年続いた原時代が終わり、阿部慎之助新監督がタクトを受け継いだ」と巨人のシーズン後の展開について紹介。さらに、ソフトバンクについても「状況は似ている。2年契約が終わる藤本博史監督が退き、新たなリーダーシップを迎えることになる」と綴った。

 大型補強でリーグ、日本一奪還への期待が大きかった両チームなだけに、その後の動向は隣国メディアの関心を引いているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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