岡田彰布監督が就任し、18年ぶりの「アレ」を成し遂げた阪神。金本知憲、矢野燿大前監督時代に加入した大山悠輔、近本光司、佐藤輝明らが打線の核となる一方、中野拓夢の二塁コンバートなど岡田監督の適材適所での選手起用も光った。
【2023ドラフト候補ランキング最終版|1~10位】東洋大・細野、青山学院大・常広、国学院大・武内...1位は果たして<SLUGGER>
現役ドラフトで加入した大竹耕太郎や3年目の村上頌樹らの台頭により、元々の強みであった投手陣もさらに厚みを増し、現有戦力は投打両面で隙がない。今年のドラフトでは、昨年に引き続き将来性を重視した指名で長期的に強さを発揮するチームを構築したい。
1位では、今年豊作の大学生投手の中から将来の投手陣の柱となる候補を指名したい。特におすすめしたいのが、大学No.1右腕との呼び声も高い常広羽也斗(青山学院大)だ。最速155キロのストレートと140キロ台のフォークで打者を圧倒し、先発・リリーフ両面での活躍を見込める。ピンチの場面でも動じないメンタリティも「阪神向き」だ。
万が一、競合に敗れた場合も同じ右腕の岩井俊介(名城大)や左腕の古謝樹(桐蔭横浜大)など大学生に魅力的な候補が揃う。あるいは、2位以降で木村優人(霞ヶ浦高)や坂井陽翔(滝川二高)といった高校生投手の指名の可能性もあるだろう。
昨年のドラフトでは1位・森下翔太、3位・井坪陽生と外野手の確保に成功したが、今年はコーナーを任せられる選手を狙いたい。1位で投手を指名した場合、九州の怪物・明瀬諒介(鹿児島城西高)を2位で指名できれば理想的だ。甲子園出場経験はなく、確実性にはやや欠けるものの、捉えた時の飛距離は圧巻。現在は主に一塁を守るが、投手として150キロ以上を計測する強肩もあり、プロ入り後は三塁で鍛えてみても面白い。"ネクスト・大山"として期待したい。
梅野隆太郎、坂本誠志郎が30代に突入する捕手も指名したいポイント。一昨年のドラフトで中川勇斗を指名したが、地元・兵庫出身の堀柊那(報徳学園高)はその中川と競争させるのに適任な存在だ。プロでも上位に入るほどの強肩が武器で、課題とされていた打撃も夏に特大ホームランを放つなど成長の跡が見られる。現在の「梅野・坂本」体制のように、数年後には「中川・堀」体制が投手陣を支えているかもしれない。
【指名方針】
将来性重視
【補強ポイント】
・将来の投手陣の柱
・一塁・三塁を任せられる長距離砲
・次世代の正捕手候補
【理想の指名】
1位:常廣羽也斗(青山学院大)
2位:明瀬諒介(鹿児島城西高)
3位:堀柊那(報徳学園高)
文●やまけん
【著者プロフィール】
1999年生まれ、千葉県出身。「一人でも多くのアマチュア野球選手がスポットライトを浴びてほしい」という思いから、関東を中心に全国のアマチュア野球の試合を年間約150試合を球場で観戦するアマチュア野球観戦者。Twitter→@yam_ak_en
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1位では、今年豊作の大学生投手の中から将来の投手陣の柱となる候補を指名したい。特におすすめしたいのが、大学No.1右腕との呼び声も高い常広羽也斗(青山学院大)だ。最速155キロのストレートと140キロ台のフォークで打者を圧倒し、先発・リリーフ両面での活躍を見込める。ピンチの場面でも動じないメンタリティも「阪神向き」だ。
万が一、競合に敗れた場合も同じ右腕の岩井俊介(名城大)や左腕の古謝樹(桐蔭横浜大)など大学生に魅力的な候補が揃う。あるいは、2位以降で木村優人(霞ヶ浦高)や坂井陽翔(滝川二高)といった高校生投手の指名の可能性もあるだろう。
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梅野隆太郎、坂本誠志郎が30代に突入する捕手も指名したいポイント。一昨年のドラフトで中川勇斗を指名したが、地元・兵庫出身の堀柊那(報徳学園高)はその中川と競争させるのに適任な存在だ。プロでも上位に入るほどの強肩が武器で、課題とされていた打撃も夏に特大ホームランを放つなど成長の跡が見られる。現在の「梅野・坂本」体制のように、数年後には「中川・堀」体制が投手陣を支えているかもしれない。
【指名方針】
将来性重視
【補強ポイント】
・将来の投手陣の柱
・一塁・三塁を任せられる長距離砲
・次世代の正捕手候補
【理想の指名】
1位:常廣羽也斗(青山学院大)
2位:明瀬諒介(鹿児島城西高)
3位:堀柊那(報徳学園高)
文●やまけん
【著者プロフィール】
1999年生まれ、千葉県出身。「一人でも多くのアマチュア野球選手がスポットライトを浴びてほしい」という思いから、関東を中心に全国のアマチュア野球の試合を年間約150試合を球場で観戦するアマチュア野球観戦者。Twitter→@yam_ak_en
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