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プロ野球

【2023ドラフト候補ランキング最終版|11~20位】大学球界No.1捕手の上武大・進藤、桐蔭横浜大・古謝などドラ1候補が続々登場<SLUGGER>

西尾典文

2023.10.23

強肩強打を誇る進藤。次代の正捕手が欲しいチームにとっては喉から手が出るほど欲しい存在だろう。写真:THE DIGEST写真部

強肩強打を誇る進藤。次代の正捕手が欲しいチームにとっては喉から手が出るほど欲しい存在だろう。写真:THE DIGEST写真部

 いよいよ今年もドラフトが間近に迫っている。佐々木麟太郎(花巻東高)はプロ志望届を提出しなかったものの、大学生投手を中心に好素材が集結。前回(7月)のランキングから3ヵ月が経ち、最終的にはどのような順位になったのか。今回は11~20位だ。

【画像】高校・大学の精鋭たちが激突した侍ジャパンU-18壮行試合

▼20位:広瀬隆太[三塁手・慶応大](前回順位:17位)
(ひろせ・りゅうた/右投右打/慶応高)
将来像:浅村栄斗(楽天)
 今年の大学球界を代表するスラッガー。10月14日終了時点でリーグ戦通算19本塁打を放っており、東京六大学史上5人目となる20号到達にも期待がかかる。スタンド中段まで届く当たりも多く、崩されてもフェンスを越える長打力は間違いなく大学生ではナンバーワン。変化球に簡単に三振することも多く、確実性には課題が残るものの、プロから需要の高い右のスラッガーという点も大きなプラスだ。内野の大砲候補が欲しい球団は多いだけに、上位指名の可能性は高い。
タイプ診断:#神宮の星 #右の大砲

▼19位:岩井俊介[投手・名城大](前回順位:25位)
(いわい・しゅんすけ/右投右打/京都翔英高)
将来像:松本裕樹(ソフトバンク)
 最終学年で大きく評価を上げた愛知リーグの本格派右腕。高校時代は控え投手で、大学でも下級生の頃は松本凌人が注目を集めていたが、4年春からエース格となり大学日本代表にも選出された。少し右打者の外角にボールが偏り、スライダーの変化が早いのは気になるものの、コンスタントに150キロを超えるストレートは威力十分でコントロールも安定している。好調時には打者に満足なスイングをさせずに三振を奪うことも多い。短いイニングであればプロでも球威で圧倒できるだけの実力の持ち主である。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #地方リーグ

▼18位:西舘昂汰[投手・専修大](前回順位:23位)
(にしだて・こうた/右投右打/筑陽学園高)
将来像:才木浩人(阪神)
 筑陽学園では3年時に春夏連続で甲子園に出場。当時は長身ながらまだまだ体が細く、ストレートも140キロ程度だったが、大学4年間で腕の振りもボールも見違えるほど力強くなった。長いリーチを生かした豪快な腕の振りが特長で、特に高めのストレートはバットを押し込むような威力がある。鋭く落ちるフォークも下級生の頃と比べて明らかにレベルアップしており、終盤でも球威の落ちないスタミナも魅力。完成度はまだ高くないものの、将来性は大学球界でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#東都二部の星 #スケール大
▼17位:木村優人[投手・霞ケ浦高](前回順位:19位)
(きむら・ゆうと/右投左打)
将来像:上沢直之(日本ハム)
 今年の関東を代表する本格派右腕。旧チームでは1学年上に好投手が揃っていたこともあって外野手兼投手としてプレーしていたが、2年秋の新チームからは不動のエースとしてチームを牽引した。まだ細身だがバランスの良いフォームで145キロ前後のストレートと鋭く変化するカットボール、スプリットで三振の山を築く。甲子園未出場ながらU-18侍ジャパンにも選出され、国際舞台でも結果を残した。今年の高校生右腕ではナンバーワンと言える存在だ。
タイプ診断:#好素材 #フォーム◎

▼16位:武田陸玖[投手・山形中央高](前回順位:18位)
(たけだ・りく/左投左打)
将来像:投手/岩瀬仁紀(元中日)、野手/雄平(元ヤクルト)
 投手、野手両面で注目を集めている二刀流候補。投げては常時140キロ台を超えるスピードがあり、サウスポーらしい角度も光る。また打者としてもヘッドがきれいに抜け、ヘッドスピードと打球の速さも超高校球だ。木村優人(霞ケ浦)と同様に甲子園出場はなかったがU-18侍ジャパンに選ばれ、投手、野手両面で見事な活躍を見せた。どちらの能力も高校生ではトップクラスで、プロでもぜひ二刀流に挑戦してもらいたい逸材だ。
タイプ診断:#二刀流 #万能タイプ
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