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WBC後も途切れぬ侍ジャパンとの“友好の絆”。チェコ投手が宮城大弥とのユニホーム交換をインスタに公開「Arigato」

THE DIGEST編集部

2023.10.24

WBCで日本代表と対戦したチェコ代表。野球を通じて各選手たちは現在も交流が続いている。(C)THE DIGEST

 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりに世界一を奪還した侍ジャパン。頂点に立った若き左腕と、1次ラウンドで対戦したチェコ代表右腕の友情が注目を浴びている。

 WBCチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手が自身のインスタグラムを更新。侍ジャパンの背番号29のユニホームを手に持ち、笑顔を見せた写真をアップした。

 チェコ野球協会によると、同投手とオリックスの宮城大弥が互いのユニホーム交換のために連絡を取り合ったようで、先にユニホームが届いたサトリアがSNSに共有。さらにインスタには、そのあとチェコ代表の背番号35を着た宮城のサムズアップした姿が2枚投稿され、文面には「Arigato」と宮城に直接感謝のメッセージを送っている。
 
 宮城以外の侍ジャパンメンバーも、WBCをきっかけにチェコ代表と絆を築いている。

 チェコ戦に先発した佐々木朗希(ロッテ)はウィリー・エスカラ外野手に投じた162キロの直球を左膝に当ててしまい、お詫びに大量のロッテのお菓子を持って翌日宿舎へ謝罪に訪れた。佐々木の行動に感動したエスカラは「彼は偶然にも失投してしまっただけのこと。野球選手が当てられることは、しょっちゅうあることだ」と気にしておらず、むしろ予想もしない体験だと絶賛した。

 ほかにも、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が野球以外の仕事との二刀流で励むチェコ代表の選手たちのハングリーな姿に「野球へのリスペクトを感じる」とコメント。準決勝の舞台となるアメリカ入りした際には、空港で同代表のキャップを被った粋な計らいに注目したチェコ野球協会が「大変光栄です」と感謝を表した。

 8月にはロッテとの文化交流プログラムでWBCチェコ代表メンバーが来日し、チームを指揮したパベル・ハジム監督がZOZOマリンスタジアムで始球式(日本ハム戦)を務めた。同監督は「根性」と書かれた日の丸の鉢巻きを持参して日本への愛情を示すなど、野球を通じてチェコと日本の友好は、いま現在も続いている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】宮城大弥の侍ジャパンのユニホームを笑顔で掲げるチェコ投手

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