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MLB選手投票のMVPはアクーニャJr!大谷翔平は惜しくも2位で2年ぶり2度目の受賞逃す「オオタニは間違いなく素晴らしいシーズンを送ったが…」

THE DIGEST編集部

2023.10.27

選手投票でMVPに選ばれたアクーニャJr(右)と2位の大谷。(C)Getty Images

選手投票でMVPに選ばれたアクーニャJr(右)と2位の大谷。(C)Getty Images

 MLBの選手が選んだ2023年のMVPは、アトランタ・ブレーブスのロベルト・アクーニャJr.だった。米スポーツメディア『The Sporting News』は10月26日、1936年から実施している伝統の“野球賞”を発表し、MLBの選手投票で選出するMVPは、242票を集めたアクーニャJr.に決定した。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は44票で2位となり、2年ぶり2度目のMVP受賞はならなかった。選手投票の締め切りは9月のため、プレーオフの成績は加味されていない。

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 アクーニャJr.は今季、MLB史上初となる“40本塁打&70盗塁”を達成(成績は41本塁打、73盗塁)。「2023年は間違いなくアクーニャJr.のシーズンだ。本当に信じられないような内容で、彼のパワーとスピードは前例のないものだった。今季からベースが大きくなって塁間の距離が狭まり、投手の牽制回数は制限された。こうしたルールの変更がアクーニャJr.にとって追い風になった」と評している。

 同メディアは、「選手たちは年々、MVPの基準を引き上げ続けている。2021年にはオオタニがマウンドと打席で圧倒的な活躍を見せ、前例のない選手としてMVPを受賞した。そして22年にはアーロン・ジャッジがア・リーグの本塁打記録を更新。そして今季のアクーニャJrだ」と、毎年のようにMVPのハードルが上がっていると指摘。「23年のオオタニは2年前よりも間違いなく素晴らしいシーズンを送ったが、選手投票では2位に終わった」と二刀流として活躍した大谷を称えながら、それでも2位に終わったと伝えた。MVP投票の3位は36票のムーキー・ベッツ(ドジャース)で、4位にはマット・オルソン(ブレーブス)、5位にはコリー・シーガー(レンジャーズ)が選ばれている。
 
 ア・リーグのMVPにはタイラー・グラスノー(レイズ)、新人王にはグンナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、最優秀監督にはブランドン・ハイド(オリオールズ)が選ばれ、ナ・リーグのMVPにはコディ・ベリンジャー(カブス)、新人王にはコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)、最優秀監督にはブライアン・スニッカー(ブレーブス)とクレイグ・カウンセル(ブルワーズ)の2人が選ばれた。また、フロンスタッフを称えるMLB年間最優秀エグゼクティブ賞にはオリオールズのマイク・エリアスGMが選出された。

 さらに各球団のフロントオフィス幹部による投票で、両リーグのオールスターチームを決定。次の通りとなった。

■ア・リーグ
先発投手/ゲリット・コール(ヤンキース)
救援投手/フェリックス・バティスタ(オリオールズ)
捕手/アドリー・ラッチマン(オリオールズ)、カル・ローリー(マリナーズ)※同率
一塁手/ヤンディ・ディアス(レイズ)
二塁手/マーカス・セミエン(レンジャーズ)
三塁手/ホゼ・ラミレス(ガーディアンズ)
遊撃手/コーリー・シーガー(レンジャーズ)
外野手/フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
外野手/カイル・タッカー(アストロズ)
外野手/ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)
DH/大谷翔平(エンジェルス)

■ナ・リーグ
先発投手/ブレイク・スネル(パドレス)
救援投手/デビン・ウィリアムズ(ブルワーズ)
捕手/ショーン・マーフィー(ブレーブス)、ウィリアム・コントレラス(ブルワーズ)、ウィル・スミス(ドジャース)※同率
一塁手/フレディ・フリーマン(ドジャース)
二塁手/オジー・アルビーズ(ブレーブス)
三塁手/ダンズビー・スワンソン(カブス)
遊撃手/オースティン・ライリー(ブレーブス)
外野手/ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
外野手/ムーキー・ベッツ(ドジャース)
外野手/ホアン・ソト(パドレス)、コディ・ベリンジャー(カブス)※同率
DH/ブライス・ハーパー(フィリーズ)

構成●THE DIGEST編集部

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