日本球界ナンバー1ピッチャーが、シーズンラスト登板で本領を発揮した。
11月4日、オリックス・バファローズの山本由伸が京セラドーム大阪で行なわれた「SMBC日本シリーズ第6戦」に先発登板。負ければシーズン終了の張り詰めた緊張感のなか、阪神打線を手玉にとり、わずか1失点。138球の熱投で日本シリーズ新記録となる14奪三振の完投勝利を挙げ、通算成績を3勝3敗のタイに戻し逆王手をかけた。
【動画】米メディアも驚愕!山本由伸が日本S新記録の14K
最後は近本光司を152キロの速球で二ゴロに抑え、マウンド上でガッツポーズを見せた山本。気迫のピッチングで星を五分に戻したエースの力投に、指揮官も賛辞を惜しまない。
試合後のインタビューでオリックスの中嶋聡監督は「前回(第1戦)やられましたけども。山本由伸が2回連続でやられるわけがないと思って、信頼して出しました」とリーグ3連覇に導いたエースに全幅の信頼を寄せていた。そして、「8回の時から、『もうリミットないよ』っていうのを伝えて。本人も『分かりました、行きます』っていう話だった」と9回のマウンドに向かわせた舞台裏をファンに明かした。
賛辞を贈ったのは指揮官だけではない。今オフ、ポスティングシステムでメジャー入りが噂されるとあって、米メディアも圧巻のピッチングに驚きを隠せなかった。
米放送局『ESPN』は山本が日本シリーズ新記録の14奪三振で完投勝利したことを速報で伝えると、「日本で最後の試合となる可能性のあるヨシノブ・ヤマモトが、メジャーリーグへの移籍を前に、力強い締めの言葉を残した。オリックス・バファローズが阪神タイガースを5対1で破り、決戦の第7戦にもつれ込むきっかけを作った」と2年連続日本一を置き土産にして、海を渡るかもしれないと記している。
同局だけではない。世界中のあらゆる球界の情報を発信している米メディア『Talkin’ Baseball』の公式X(旧ツイッター)は日本シリーズの力投を共有すると、「ヨシノブ・ヤマモトが日本での最後の登板で138球の完投。ダルビッシュ有(当時は日本ハム)の日本シリーズ記録を更新する14奪三振を記録した」と綴り、圧巻の投球に感服。
米スポーツメディア『FanNation』も25歳の日本人の快投を報道すると、「この右腕は日本での輝かしいキャリアの後、アメリカに移籍する」と断言。早くもメジャーでの活躍に太鼓判を押している。
「ヤマモトはNPB版のサイ・ヤング賞である沢村賞を3年連続、パ・リーグMVPを2年連続受賞しており、今年は3度目のMVPの可能性もある。オリックス・バファローズが日曜日の第7戦に勝てば、彼は2年連続で日本シリーズ・チャンピオンとなる。MLBのオフシーズンが始まろうとしている今、先発投手を探している球団から熱い視線を浴びるだろう」
米識者たちも舌を巻いた日本のエースのポテンシャル。今回の大活躍は、メジャーの移籍市場でも小さくない話題となったはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「オオタニ以外で注目のFAは誰?」MLB公式が山本由伸の14K完投勝利を異例の紹介「日本球界トップの実力を示した!」【日本シリーズ】
11月4日、オリックス・バファローズの山本由伸が京セラドーム大阪で行なわれた「SMBC日本シリーズ第6戦」に先発登板。負ければシーズン終了の張り詰めた緊張感のなか、阪神打線を手玉にとり、わずか1失点。138球の熱投で日本シリーズ新記録となる14奪三振の完投勝利を挙げ、通算成績を3勝3敗のタイに戻し逆王手をかけた。
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最後は近本光司を152キロの速球で二ゴロに抑え、マウンド上でガッツポーズを見せた山本。気迫のピッチングで星を五分に戻したエースの力投に、指揮官も賛辞を惜しまない。
試合後のインタビューでオリックスの中嶋聡監督は「前回(第1戦)やられましたけども。山本由伸が2回連続でやられるわけがないと思って、信頼して出しました」とリーグ3連覇に導いたエースに全幅の信頼を寄せていた。そして、「8回の時から、『もうリミットないよ』っていうのを伝えて。本人も『分かりました、行きます』っていう話だった」と9回のマウンドに向かわせた舞台裏をファンに明かした。
賛辞を贈ったのは指揮官だけではない。今オフ、ポスティングシステムでメジャー入りが噂されるとあって、米メディアも圧巻のピッチングに驚きを隠せなかった。
米放送局『ESPN』は山本が日本シリーズ新記録の14奪三振で完投勝利したことを速報で伝えると、「日本で最後の試合となる可能性のあるヨシノブ・ヤマモトが、メジャーリーグへの移籍を前に、力強い締めの言葉を残した。オリックス・バファローズが阪神タイガースを5対1で破り、決戦の第7戦にもつれ込むきっかけを作った」と2年連続日本一を置き土産にして、海を渡るかもしれないと記している。
同局だけではない。世界中のあらゆる球界の情報を発信している米メディア『Talkin’ Baseball』の公式X(旧ツイッター)は日本シリーズの力投を共有すると、「ヨシノブ・ヤマモトが日本での最後の登板で138球の完投。ダルビッシュ有(当時は日本ハム)の日本シリーズ記録を更新する14奪三振を記録した」と綴り、圧巻の投球に感服。
米スポーツメディア『FanNation』も25歳の日本人の快投を報道すると、「この右腕は日本での輝かしいキャリアの後、アメリカに移籍する」と断言。早くもメジャーでの活躍に太鼓判を押している。
「ヤマモトはNPB版のサイ・ヤング賞である沢村賞を3年連続、パ・リーグMVPを2年連続受賞しており、今年は3度目のMVPの可能性もある。オリックス・バファローズが日曜日の第7戦に勝てば、彼は2年連続で日本シリーズ・チャンピオンとなる。MLBのオフシーズンが始まろうとしている今、先発投手を探している球団から熱い視線を浴びるだろう」
米識者たちも舌を巻いた日本のエースのポテンシャル。今回の大活躍は、メジャーの移籍市場でも小さくない話題となったはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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