感嘆するようなピッチングにメジャーの識者も心を奪われた。
11月4日、京セラドーム大阪で行なわれた「SMBC日本シリーズ第6戦」はオリックスのエース山本由伸が日本シリーズ新記録となる14個の三振を奪う快投で阪神打線をねじ伏せ、シリーズ逆王手をかけた。日本一の行方は、今日の最終戦までもつれる大接戦となった。
【動画】MLB記者も感服!オリックスのエース・山本由伸が日本S新記録の14K
現代の日本球界ナンバー1ピッチャーの名に恥じない見事な投球術だった。山本は2回1アウトから5番シェルドン・ノイジーに先制弾を献上するが、3回以降は絶妙なピッチングでゼロを積み重ねた。
打線もエースの力投に応え、5回に紅林弘太郎の2ラン本塁打、8回には頓宮裕真のソロ弾で点差を4点まで広げて援護。球数が100球を超えた山本は8回、2三振を含む三者凡退に抑えると、なんと9回もマウンドへ。2年連続の日本一にかけるエースはランナーをひとり出しながらも、最後は気迫で後続を断ち、ゲームセット。日本シリーズ最多記録を更新する1試合14奪三振を記録する圧巻の完投で、チームを勝利に導いた。
オリックスの背番号18の大活躍はMLBにも届いている。現地5日、MLB公式サイト『MLB.com』のブライアン・マーフィー記者は「ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)以外で今オフに最も注目されるフリーエージェント(FA)は誰になるだろうか?」と問いかけると、「それは日本の右腕・ヨシノブ・ヤマモトかもしれない」と言及した。
続けて、「25歳の彼は土曜日、日本のプロ野球で最高峰の日本シリーズ第6戦で、まさにその理由を実力で示した」と強調。阪神打線をきりきり舞いさせたピッチングを絶賛した。
同記者は「ヤマモトは138球で14奪三振(しかも日本シリーズ記録を樹立)の完投勝利を収め、オリックス・バファローズを5対1で勝利に導いた。無四球で許した失点はわずかに1だ」と投球内容を記したうえで、「この圧倒的な内容が彼の日本での輝かしいキャリアに終止符を打つことになる可能性が高い」と指摘。
加えて、「身長178センチの右腕はポスティングシステムを利用して来季メジャーデビューする予定だ」と紹介。「過去3シーズン連続でパ・リーグの勝利数、奪三振数、防御率で日本球界のトップに輝いたふさわしいパフォーマンスだった」と感服した。
最後にマーフィー記者は「来春には魅力的な変化球を操るこの右腕が、メジャーリーグのマウンドで見ることができるはずだ」と綴り、25歳の日本人に大きな期待を寄せている。
シーズン最後で無双のピッチングを見せた山本。その姿は、メジャー関係者にこれ以上ない強烈なアピールとなったはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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現代の日本球界ナンバー1ピッチャーの名に恥じない見事な投球術だった。山本は2回1アウトから5番シェルドン・ノイジーに先制弾を献上するが、3回以降は絶妙なピッチングでゼロを積み重ねた。
打線もエースの力投に応え、5回に紅林弘太郎の2ラン本塁打、8回には頓宮裕真のソロ弾で点差を4点まで広げて援護。球数が100球を超えた山本は8回、2三振を含む三者凡退に抑えると、なんと9回もマウンドへ。2年連続の日本一にかけるエースはランナーをひとり出しながらも、最後は気迫で後続を断ち、ゲームセット。日本シリーズ最多記録を更新する1試合14奪三振を記録する圧巻の完投で、チームを勝利に導いた。
オリックスの背番号18の大活躍はMLBにも届いている。現地5日、MLB公式サイト『MLB.com』のブライアン・マーフィー記者は「ショウヘイ・オオタニ(大谷翔平)以外で今オフに最も注目されるフリーエージェント(FA)は誰になるだろうか?」と問いかけると、「それは日本の右腕・ヨシノブ・ヤマモトかもしれない」と言及した。
続けて、「25歳の彼は土曜日、日本のプロ野球で最高峰の日本シリーズ第6戦で、まさにその理由を実力で示した」と強調。阪神打線をきりきり舞いさせたピッチングを絶賛した。
同記者は「ヤマモトは138球で14奪三振(しかも日本シリーズ記録を樹立)の完投勝利を収め、オリックス・バファローズを5対1で勝利に導いた。無四球で許した失点はわずかに1だ」と投球内容を記したうえで、「この圧倒的な内容が彼の日本での輝かしいキャリアに終止符を打つことになる可能性が高い」と指摘。
加えて、「身長178センチの右腕はポスティングシステムを利用して来季メジャーデビューする予定だ」と紹介。「過去3シーズン連続でパ・リーグの勝利数、奪三振数、防御率で日本球界のトップに輝いたふさわしいパフォーマンスだった」と感服した。
最後にマーフィー記者は「来春には魅力的な変化球を操るこの右腕が、メジャーリーグのマウンドで見ることができるはずだ」と綴り、25歳の日本人に大きな期待を寄せている。
シーズン最後で無双のピッチングを見せた山本。その姿は、メジャー関係者にこれ以上ない強烈なアピールとなったはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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