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大谷翔平のグラブ6万個寄贈は南米でも異例の反響! 日本の小学生に羨望の眼差し「きっと忘れられない時間になる」

THE DIGEST編集部

2023.11.12

日本の小学校にグラブ約6万個を寄付すると発表した大谷。その反響は世界中に拡大している。(C)Getty Images

日本の小学校にグラブ約6万個を寄付すると発表した大谷。その反響は世界中に拡大している。(C)Getty Images

 日本が誇る二刀流スターの歴史的な慈善活動の反響は、いまも拡大し続けている。

 事の発端は、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が公式インスタグラムに投稿した規格外な発表だった。なんと、自身が試合で使うニューバランス社製のジュニア用グラブを日本国内にある約2万の小学校に約6万個を寄贈すると報告したのだ。
【PHOTO】史上初の快挙多数!厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」

 日本の野球選手、それも現役のメジャーリーガーによる全国規模の寄贈は極めて異例。しかも、グラブは右利き用2個、左利き用1個の計3個で、どれも小学校低学年用サイズ。大谷のきめ細やかな気遣いが見られる。

 インスタの文面には「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。このグローブを使っていた子供達と将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」と綴り、『野球しようぜ!』という粋なサインを添えている。

 野球の普及活動につながる発表には、SNS上を通じて話題が拡散。日本だけでなく、米メディアも反応を示し、「なんて素晴らしい行動なんだ!」「彼は母国に恩返しをした」と称える声が相次いだ。
 
 大谷の寄付活動の反響は、野球先進国だけにとどまらない。南米ブラジルで唯一のアメリカスポーツポータルサイト『The Playoffs』も二刀流スターの立ち振る舞いを報じている。

 MLBやNBA、NFLのスポーツニュースを中心に配信している同メディアは「現在フリーエージェントとして去就が注目されているロサンゼルス・エンジェルスのレジェンド、ショウヘイ・オオタニが母国日本の小学校に6万個の野球グローブを寄付した」と伝え、そのスケールの大きさに感服している。

 記事を執筆したサミー・シルバ記者は「エンジェルスで6シーズンを過ごしたこの日本人スターは、今オフの移籍市場において、これまで誰も到達したことのない価値を示すことになる。彼が到達する契約額は、MLB市場を揺るがすことになりそうだ」と説明。今オフの移籍市場で、大谷が最大の目玉プレーヤーであることを紹介する。

 そのうえで、稀代のスーパースターが球界の未来を担う野球少年・少女たちへ送ったメッセージにも注目。「オオタニの寄付は日本全国2万以上の小学校に送られる。彼らにとって、きっと忘れられない時間になるだろう」と、その影響力は計り知れないと述べている。

 誰よりも野球というスポーツを愛する大谷。かつての野球少年が起こした大規模な慈善活動は、世界中に波及し続けている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「野球しようぜ!」大谷翔平がジュニア用グラブ約6万個を寄贈!
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