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プロ野球

「客観的に日本より一段下」韓国メディアが野球界での母国代表の立場に危機感!「アジアプロ野球では優勝より経験蓄積」

THE DIGEST編集部

2023.11.15

今年、韓国国内で初の160キロをマークしたムン・ドンジュ。(C) Getty Images

今年、韓国国内で初の160キロをマークしたムン・ドンジュ。(C) Getty Images

 日本、韓国、台湾、豪州の4か国が争う「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」が11月16日、東京ドームで開幕する。4か国が総当たりのリーグ戦を行ない、上位2チームが19日に決勝戦を行なう。開幕前日の15日には、公式練習とともに前日会見が行なわれ、各チーム指揮官が意気込みを語っている。
 
 前回2017年大会では、日本が優勝。韓国が準優勝だったが、国際舞台で幾度となく熾烈な戦いを繰り広げてきたライバルは今回、10月の中国・杭州でのアジア競技大会で金メダルを獲得したメンバーが主軸を成しており、今季の本塁打王ノ・シファン(ハンファ・イーグルス)や今年4月にKBO(韓国プロ野球)で史上初の160キロ台をマークしたムン・ドンジュ(ハンファ)らが名を連ねる。

 こうした有力選手を擁する韓国代表だが、メディアは冷静な見方も示している。韓国日刊紙『中央日報』の電子版は、前日練習の様子を報じた記事において、「韓国野球は客観的に日本より一段下だ。今大会でも“優勝”より若い国家代表選手たちの経験蓄積に重きを置いている」と報じ、「台湾やオーストラリアも無視できない存在になってきた」として危機感を募らせている。

 また、会見でのリュ・ジュンイル監督の「全世界の野球が全体的に強くなってきている。選手たちは今大会で終わりではなく、来年11月のプレミア12、さらに2026年のWBCまで見据えなければいけない」との言葉を紹介し、若手の育成に主眼を置いた大会になるとしている。

構成●THE DIGEST編集部

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