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MLB

米移籍情報メディアがオリオールズと前田健太の契約を予想! 球団専門サイトも前向きな見解「ローテ中盤の投手を探すのならば理に適っている」

THE DIGEST編集部

2023.11.20

今季はトミージョン手術からの復帰シーズンだった前田。新天地はどこに?(C) Getty Images

今季はトミージョン手術からの復帰シーズンだった前田。新天地はどこに?(C) Getty Images

 今オフのMLB、ストーブリーグも多くの日本人プレーヤーの話題が伝えられる中、今季までミネソタ・ツインズでプレーしFAとなった前田健太の去就も米国内で論じられている。

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 今季は2021年に受けた右肘手術からのリハビリを経て、2シーズンぶりにマウンド復帰を果たした。9月には3試合連続で白星をマークするなど、シーズン終盤でチームのポストシーズン進出に貢献する活躍を見せた。

 現地時間11月18日、ボルチモア・オリオールズ専門メディア『Birds Watcher』が前田を獲得選手の候補の1人であるとして、スキルなどを紹介する特集記事を配信した。

 すでに米国野球サイト、移籍やトレードの情報を扱う『MLB Trade Rumors』が今オフ、オリオールズがFAの先発投手として、前田と契約する可能性が高いと予想している。その内容を踏まえ、『Birds Watcher』が前田についての見解を綴っている。

 トピックでは「トミー・ジョン手術からの復帰後、マエダは20試合に先発、1試合でリリーフ登板した。104回1/3を投げて、6勝8敗、防御率4.23、FIP4.02、WHIP1.169、平均9四球2.4、平均奪三振10.1を記録した」と各スタッツを紹介しており、ピッチングのスタイルについて「マエダは5球種を織り交ぜ、4シームの速球、スプリット・フィンガー、カーブ、スライダー、シンカーで打者を攻める」と評している。

 さらに、「4月に36歳になるマエダは今季、ミネソタ・ツインズでトミー・ジョン手術から復帰した」と振り返っている他、「マエダが得意とするのはオフスピードの球種(回転数を抑えて変化させる球種)だ」と特徴にも言及。また、「2年3600万ドル、シーズン平均1800万ドル」との契約内容の予想も綴られている。

 同メディアはオリオールズが獲得することを想定した上で、「ローテーション上位のアップグレードを追求するのであれば、マエダとの契約は価値のある動きではないだろう」と指摘。続けて「しかし、チームがローテーション中盤の投手を探しているのであれば、マエダとの契約は理にかなっている。シーズン1,800万ドルは法外な額ではないが、オリオールズがその一部をインセンティブ(出来高契約)に変えることができれば、この契約はうまくいくかもしれない」と見込みを示している。

 シーズン終了後には、ツインズとの再契約の噂も囁かれるなど、来季もメジャーでのプレーする可能性が高まっている前田。米球界に渡り8シーズンを過ごした、ベテラン右腕のピッチングを求める球団は少なくないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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