サンクスギビング(感謝祭)が終わり、いよいよ本格化しそうな大谷翔平争奪戦。そこで、それぞれの獲得候補球団のプラス要因とマイナス要因を改めてまとめてみた。まずはナ・リーグ5球団から見ていこう。
【PHOTO】世界に衝撃を与える大谷翔平。日本代表や高校時代の秘蔵ショットを大公開!
▼ドジャース
○すべてのチェックボックスをクリア
昨オフからずっと大谷獲得の大本命と言われてきたチーム。地理的条件や戦力、DHの空き状況、財政状態とチェックボックスをすべてクリアしているのはこのドジャースだけと言っても過言ではない。
球界屈指の金持ち球団でありながら超大型契約はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンだけで、しかもその2人は額面通りの大活躍で不良債権はゼロ。エンジェルスとは何から何まで雲泥の差と言っていい。
×実は最優先課題は先発陣強化
ポストシーズンでは先発投手陣が完全崩壊し、しかもそこからクレイトン・カーショウ、ランス・リンがFA。現状は若手先発投手が数人いるだけで、2024年に限れば最優先課題はどう考えてもローテーションの再建。大谷獲得に成功した場合、先発陣強化に使える資金は少なくなる。
▼ブレーブス
○安定した強さは球界屈指
ここ数年の安定した強さはドジャース、アストロズに匹敵するレベル。ここ6年連続でナ・リーグ東地区を制して2021年にはワールドチャンピオン達成、今季は両リーグ最多の104勝を記録した。これまで大谷獲得候補には特に挙げられていなかったが、11月中旬になって「大谷は地理的条件よりも勝てる可能性を優先するはず」との報道が出て、にわかに注目を浴びている。 今季、史上初の40本塁打&70盗塁を達成したロナルド・アクーニャJr.らと早くに格安長期契約を結んだことで、財政状況も良好。争奪戦に勝利しても決して不思議ではない。もしアクーニャJr.と「満票MVPコンビ」を形成することになれば、MLB史上でも一、二を争う超豪華デュオとして大きな話題になりそうだ。
×ファーム組織が弱体化
MLB.comが今年8月に発表したファーム組織ランキングでは全30球団中27位で、エンジェルスより1つ順位が高いだけだった。今年のドラフトでは大学生中心の指名だったが、彼らの育成に失敗すると、戦力先細りの状況になりかねない。
▼ジャイアンツ
○獲得への熱意はどこにも負けない
21年に球団史上最多の107勝を挙げて宿敵ドジャースの8年連続地区Vを阻止したが、ここ2年は平凡な成績。昨オフはアーロン・ジャッジ、カルロス・コレア争奪戦に乗り出しながら獲得が実現しなかった経緯もあり、リベンジの意味も込めて全力で大谷獲得を目指すと報道されている。将来、重荷になりそうな大型契約はなく、財政状況は非常に良好。本拠地オラクル・パークの右翼場外の海に飛び込む“スプラッシュ・ヒット”が大谷の新たな代名詞になるかもしれない。
דヒリヒリした9月”は約束できない...?
ここ2年は勝率5割前後をうろつき、ファーム組織の充実度も同地区のライバルであるドジャースと比べて明らかに一枚劣る。「ドジャースに勝つためのプランはあるんですか?」と大谷に突っ込まれたらどう返すのだろう......?
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▼ドジャース
○すべてのチェックボックスをクリア
昨オフからずっと大谷獲得の大本命と言われてきたチーム。地理的条件や戦力、DHの空き状況、財政状態とチェックボックスをすべてクリアしているのはこのドジャースだけと言っても過言ではない。
球界屈指の金持ち球団でありながら超大型契約はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンだけで、しかもその2人は額面通りの大活躍で不良債権はゼロ。エンジェルスとは何から何まで雲泥の差と言っていい。
×実は最優先課題は先発陣強化
ポストシーズンでは先発投手陣が完全崩壊し、しかもそこからクレイトン・カーショウ、ランス・リンがFA。現状は若手先発投手が数人いるだけで、2024年に限れば最優先課題はどう考えてもローテーションの再建。大谷獲得に成功した場合、先発陣強化に使える資金は少なくなる。
▼ブレーブス
○安定した強さは球界屈指
ここ数年の安定した強さはドジャース、アストロズに匹敵するレベル。ここ6年連続でナ・リーグ東地区を制して2021年にはワールドチャンピオン達成、今季は両リーグ最多の104勝を記録した。これまで大谷獲得候補には特に挙げられていなかったが、11月中旬になって「大谷は地理的条件よりも勝てる可能性を優先するはず」との報道が出て、にわかに注目を浴びている。 今季、史上初の40本塁打&70盗塁を達成したロナルド・アクーニャJr.らと早くに格安長期契約を結んだことで、財政状況も良好。争奪戦に勝利しても決して不思議ではない。もしアクーニャJr.と「満票MVPコンビ」を形成することになれば、MLB史上でも一、二を争う超豪華デュオとして大きな話題になりそうだ。
×ファーム組織が弱体化
MLB.comが今年8月に発表したファーム組織ランキングでは全30球団中27位で、エンジェルスより1つ順位が高いだけだった。今年のドラフトでは大学生中心の指名だったが、彼らの育成に失敗すると、戦力先細りの状況になりかねない。
▼ジャイアンツ
○獲得への熱意はどこにも負けない
21年に球団史上最多の107勝を挙げて宿敵ドジャースの8年連続地区Vを阻止したが、ここ2年は平凡な成績。昨オフはアーロン・ジャッジ、カルロス・コレア争奪戦に乗り出しながら獲得が実現しなかった経緯もあり、リベンジの意味も込めて全力で大谷獲得を目指すと報道されている。将来、重荷になりそうな大型契約はなく、財政状況は非常に良好。本拠地オラクル・パークの右翼場外の海に飛び込む“スプラッシュ・ヒット”が大谷の新たな代名詞になるかもしれない。
דヒリヒリした9月”は約束できない...?
ここ2年は勝率5割前後をうろつき、ファーム組織の充実度も同地区のライバルであるドジャースと比べて明らかに一枚劣る。「ドジャースに勝つためのプランはあるんですか?」と大谷に突っ込まれたらどう返すのだろう......?