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MLB

ガチガチの大本命ドジャースにもマイナス材料はある?大谷獲得候補チームの「○と×」【ナ・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.11.25

▼カブス

○一時期の停滞を経て再浮上の機運
 16年に108年ぶりのワールドチャンピオンに輝いた後、一時は戦力停滞期もあったが、今季は終盤までプレーオフ出場を争うなど再び上昇気流に乗りつつある。ヤンキース、ドジャース、レッドソックスと並ぶMLB屈指の人気球団で、本来は資金力も豊富。MLB.comが今夏発表した最新ランキングでは30球団4位と、ファーム組織も再活性化しており、今後数年は有力プロスペクトが続々とメジャーに昇格する時期を迎える。

 実は大谷にとって密かなオススメポイントは地区のレベルがあまり高くないこと。ア・リーグ東地区と違ってプレーオフ進出のためのハードルはかなり低く、毎年10月の舞台に立つことも決して不可能ではない。

×シカゴの気候が二刀流に与える影響
 春先のシカゴはかなり肌寒く、悪天候による試合開始時間の遅れや中止も西海岸と比べると格段に多い。二刀流起用を円滑に運用する上で、気候の問題が障害となりかねない。
▼メッツ
○オーナーの資金力は球界随一
 
 総年俸3億6000万ドルを誇る“超銀河系軍団”で頂点を目指した今季は思わぬ低迷で夏場に主力を放出してチームを解体した。だが、オーナーのスティーブ・コーエンは球界随一の資金力を誇り、しかも自身が子供の頃からの熱狂的なメッツファン。ワールドチャンピオンへ向けての情熱は他のどのオーナーよりも強く、ぜいたく税を理由に補強の手を緩めるようなことは一切ない。

 22年にはナ・リーグ2位の101勝を挙げ、フランシスコ・リンドーア、ピート・アロンゾ、ブランドン・ニモらコア戦力も健在(アロンゾにはトレードの噂もあるが)。このオフは辣腕で知られるデビッド・スターンズが編成トップに就任した。上手く歯車が噛み合えば、早期の再浮上は決して不可能な話ではない。

×最優先課題はむしろ山本獲得?
 夏場から「2024~25年は戦力再構築期と位置付ける」との憶測が浮上。またこのオフは大谷よりむしろ山本由伸獲得に全力を注ぐと報道されるなど、トーンダウン感は否めない。

構成●SLUGGER編集部

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