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「来季は新人王とCY賞も視野に入る」山本由伸の3年連続MVPの快挙を米称賛! 今季の被本塁打数にも衝撃

THE DIGEST編集部

2023.11.29

オリックスの山本が3年連続のMVPを受賞した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 11月28日、今シーズンのプロ野球最優秀選手(MVP)が発表され、パ・リーグではオリックス・バファローズの山本由伸が3年連続3度目の受賞を果たした。同記録は山田久志(阪急)、イチロー(オリックス)以来、史上3人目の快挙となった。

 山本は同じく3シーズン連続で最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振のタイトルに加え、沢村賞にも選出されている。この間、チームのリーグ3連覇に貢献するなど、球界を代表するエースとして歴史にその名を刻んだ。

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 すでに、ポスティングによるメジャー移籍へ向けての申請手続きを終えており、来季からの米球界での活躍にも大きな期待が寄せられている。現在までメジャー球団との交渉も行なわれていると伝えられる中、新たな旅立ちに花を添える形となった。

 もちろん、このニュースはメジャー公式サイト『MLB.com』でも、米国内に向け報じられている。現地時間11月28日配信となった特集記事の中では、山本の連続MVP受賞について「火曜日の夜、日本野球機構(NPB)が最優秀選手賞を発表したとき、大きな驚きはなかった」との印象が綴られている。

 さらに「2023年には164イニングを投げて16勝6敗、防御率1.21の成績を残した。最も驚くべきは、その間に許した本塁打がわずか2本だったことだ」と今季の内容を称賛。さらに「ヤマモトは、イチロー・スズキ(1994-1996)とヒサシ・ヤマダ(1976-1978)と並ぶ3年連続受賞選手となった」と歴代の記録達成者の名前も記している。

 また、同メディアはメジャー移籍が確実視されている日本人右腕の今後にも言及。「ヤマモトはサダハル・オーの9回のNPB でのMVP受賞記録には及ばないだろうが、今冬にMLBチームと契約すると仮定すると、来年の冬には自身の経歴に新人王とサイ・ヤング賞も視野に入るだろう」とメジャーでの活躍も見通している。 

 記事では「ヤマモトはニューヨーク・メッツや、ボストン・レッドソックスなどとの噂もあり、この若い投手がどこでプレーするかについてはすぐに答えが出るかもしれない」として、メジャー球団との契約がそう遠くは無いとの予想も。

 3度目のMVPも含め、山本は7シーズンを過ごした日本球界で数多くの偉業を成し遂げた。そして、25歳で新たなステージを目指す右腕のピークはまだ遠く先にある。

構成●THE DIGEST編集部

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