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大谷翔平争奪戦で“第6のチーム”としてブレーブスが急浮上!アクーニャJr.、オルソンらと史上初の40本塁打カルテット結成も<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.12.05

ウィンター・ミーティング中に決着すると思われた大谷争奪戦だが、ここへ来て「もっと時間がかかりそう」との見方も。(C)Getty Images

ウィンター・ミーティング中に決着すると思われた大谷争奪戦だが、ここへ来て「もっと時間がかかりそう」との見方も。(C)Getty Images

 ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンジェルスの5球団に絞られたと思われた大谷翔平争奪戦だが、ここへ来て“第6のチーム”が浮上した。

【関連記事】二刀流起用の不透明性、DH占有による選手起用の硬直化...大谷翔平獲得の「リスク要因」をあえて考えてみる<SLUGGER>

 12月4日(現地)、MLBネットワークの番組に出演したジョン・モロシ記者は次のように語った。

「大谷争奪戦で我々が十分に注目していないチームが1つある。それはブレーブスだ」

 ブレーブスと言えば、6年連続でナ・リーグ東地区を制している強豪。2021年には26年ぶりのワールドチャンピオンとなり、今季は両リーグ最多の104勝を挙げた。

 この安定した強さは、大谷側が望む条件に一致している、とモロシ記者は指摘。実際、ブレーブスは大谷との交渉を今も継続しており、争奪戦から脱落していないとも語っている。

 もし大谷が本当にブレーブスに加入したら、間違いなくMLB史上“最強”打線が完成する。というのも、今季のブレーブスはすでにMLB史上“最高級”の打線だったからだ。
 
 ロナルド・アクーニャJrが史上初の40本塁打&70盗塁を達成して満票MVPを獲得すれば、マット・オルソンは54本塁打&139打点で二冠に輝き、いずれも球団記録を更新。打線全体でもMLB歴代最多タイの307本塁打を放ち、チーム長打率は史上初めて5割を超えた。

 大谷が加入した場合、ブレーブス打線は以下のような布陣になる(成績の並びは2023年の打率・本塁打・打点・盗塁・OPS)。

アクーニャJr. 左 .337 41 106 73 1.012
アルビーズ 二 .280 33 109 13 .849
大谷翔平 DH  .304 44 95 20 1.066
オルソン 一  .283 54 139   1 .993
ライリー 三  .281 37 97  3 .861
オズーナ 左  .274 40 100  0 .905
ハリス 中   .293 18 57 20 .808
マーフィー 捕 .251 21 68  0 .844
アルシア 遊  .264 17 65  1 .741

 1~6番までが30本塁打を放ち、最も少ない選手でも17本。40本塁打以上が4人揃うのも史上初めてのことだ(本来はDHのオズーナが放出されなければ、だが)。もちろん、前の年に満票MVPを受賞した2人が同じチームでプレーするのも初。まさにMLB版「ドリームチーム」が完成することになる。

 ドジャース大本命と思われていた中、ブレーブス入りを選ぶとしたら、ナショナル・リーグ全体の勢力図を大きく塗り替えることにもなる。二刀流の“ユニコーン”獲得をめぐる争いは、どのような結末を迎えるのだろうか。

構成●SLUGGER編集部

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