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大谷翔平の移籍決定でついに今オフの市場が動き出す「次に決まる大物5人の移籍先」を米紙予想「山本由伸はメッツ」

THE DIGEST編集部

2023.12.11

山本を巡っては、メッツをはじめ、ヤンキース、ドジャースがとくに獲得に熱心と言われている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

山本を巡っては、メッツをはじめ、ヤンキース、ドジャースがとくに獲得に熱心と言われている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 今オフのFAで一番の目玉だった大谷翔平が、ロサンゼルス・ドジャースと契約したことで、移籍市場は一気に動き出しそうだ。米紙『USA Today』のゲイブ・ラックス記者は、「オフシーズンがようやく始まる。実際には1か月前から始まっていたが、市場はオオタニの動きを待っていた。ドジャースと契約したことで、これから他の選手が動き出すだろう」として、「次に決まる大物5人の移籍先」を予想した。

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 1人目に挙げたのがコディ・ベリンジャー。移籍先はサンフランシスコ・ジャイアンツと予想した。「サンフランシスコがオオタニの争奪戦にどれほど深く関わっていたのか定かではないが、少なくともアーロン・ジャッジに断られ、カルロス・コレアのメディカルチェックで故障リスクが見つかった1年前のようなニアミスは避けられた。ジャッジやオオタニの獲得に乗り出した勇敢な行動で、資金力があるのは明らかなになった。ヨシノブ・ヤマモト(山本由伸)に動く可能性もあるが、しかし、ヤンキースとメッツのニューヨーク勢や“恐るべき”ドジャースを出し抜く可能性は低いと見られている」として、山本ではなくベリンジャーの獲得に動くと予見した。

 2人目はその山本で、争奪戦を制するのはメッツと予想している。「メッツは23年にマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーという39歳と40歳をエースとして起用。しかし、その作戦は失敗したが、それは2人のせいではなかった。メッツの投手陣はコウダイ・センガ(千賀滉大)が台頭し、ホセ・キンターナも素晴らしかった。オーナーのスティーブ・コーエンが誠意を示して日本に飛んだのは、球団として失点の抑制に力を入れたい表われだろう」と、本気の金満メッツが山本と契約するとみている。
 
 3人目はマット・チャップマン。一時は大谷と契約するのではと大きく騒がれたトロント・ブルージェイズとの再契約を予想した。「ベリンジャーもそうだが、今オフの市場は打者にとって比較的不利な状況だ。そして無理して市場で強打者と探しているうちに、23年のチームも悪くなかったと気付くかもしれない。そこでチャップマンだ。彼の23年の貢献はほぼ守備にあった。スコット・ボラスが代理人を務めているとはいえ、過去3年の成績は打率.226、出塁率.322、長打率.420のため、新たな契約では比較的価値を抑えられるかもしれない」と記している。

 4人目は、「多くの理由でおそらく実現しないと思うが、こうなればよりよい、という意味で入れた」という、ブレイク・スネルのボストン・レッドソックス行きだ。「サンフランシスコで多くの投手改革に寄与したアンドリュー・ベイリーが新たに投手コーチに就任。スネルにとって悪くない環境だ。ボストンのフェンウェイ・パークで、スネルの奪三振数はさらに良くなるはずだ」と持論を語った。

 最後はジョシュ・ヘイダーと、フィラデルフィア・フィリーズの契約だ。「フィリーズはヘイダーを擁して9回を締めることができれば、さらに良くなるだろう。近年は毎シーズンのように30以上のセーブを挙げているヘイダーを加えれば、同じ左腕のホセ・アルバラードを8回より前で起用できる」と、フィリーズが新守護神を獲得すると見ている。

構成●THE DIGEST編集部

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