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大谷翔平が“同額提示”のジャイアンツを選ばなかった理由? OBポージーが争奪戦で惜敗の無念さを語る「チャンスを掴みたかった」

THE DIGEST編集部

2023.12.15

大谷翔平(左)と面談したことを明かしたジャイアンツOBポージー(右)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)という"超大型契約"を結んだ大谷翔平。最終候補のひとつサンフランシスコ・ジャイアンツのレジェンドであり、現在はオーナーグループの一員であるバスター・ポージーは、二刀流が自身の球団を選んでくれなかったことを後悔している。

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 ドジャースと同額を提示したというジャイアンツ。決定打となったのは街の"治安"のようだ。米メディア『The Athletic』のアンドリュー・バガリー記者の独占インタビューで同OBは、「残念ながら他の選手や選手の妻たちからもよく出てくる話だが、犯罪や薬物などで街に少し不安があったようだ」と明かした。
 
 アーロン・ジャッジ、カルロス・コレア、ブライス・ハーパーに続き大谷を逃したジャイアンツ。ポージーは「残念ながら我々はスランプに陥っている」と無念さを語り、「彼がうちに来ることで大きな変化が起きていたと思う。我々が求めていた街の活性化にも繋がったのに...」と大谷の加入を待ち望んでいたことを語った。

 現地12月2日に2時間ほど大谷と面談したジャイアンツだが、結果は実らず。レジェンドは「可能な限りチャンスを掴みたかったし、ショウヘイがジャイアンツでプレーできるように勧めたかった」と嘆いた。

構成●THE DIGEST編集部

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