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大谷翔平、ドジャース決断の舞台裏――“亡きNBAレジェンドからのメッセージ”に「本当に驚いた。力強くて感動的」

THE DIGEST編集部

2023.12.16

NBAのレジェンド、故ブライアント氏(右)もかつて大谷(左)をドジャースに勧誘していたようだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を結んだ大谷翔平が、現地12月14日に本拠地ドジャー・スタジアムで入団会見を行なった。名門球団への移籍に反響が集まるなかで今回、偉才が下した決断の裏には、ロサンゼルスと縁の深いNBAレジェンドの存在があったと、現地で話題になっている。

【PHOTO】10年総額約1,015億円でドジャースに移籍!ユニホームを身に纏い入団会見を行った大谷翔平の厳選ショット!

 現地15日、米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者とジェフ・パッサン記者は、「オオタニがドジャースと締結した7億ドル契約の中身」との見出しで記事を掲載。交渉面談において、「オオタニのスクリーンには、ロサンゼルスのスポーツ界と長くゆかりがあり、ドジャースとの契約を勧める人物が映っていた」と報じた。

 その人物とは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋20年で2度の得点王、通算3万3643点、4度のオールスターMVP、球宴選出18回など、数々の功績を残したコビー・ブライアント氏だ。2020年1月にヘリコプター墜落事故で亡くなった元NBAスターだが、これは大谷がメジャー移籍を目指す17年に撮影された"秘蔵ビデオ"だという。
 
 動画には、「ロサンゼルスほど勝利に適した場所はない、ドジャースほど勝利に適した球団は野球界にない」と勧誘メッセージが収められていたとし、これを受けて大谷は、「ミーティング全体におけるハイライトのひとつだった」と通訳の水原一平氏を通じてコメント。「それを見て本当に驚いた。強くて感動的なメッセージ」とも話している。

 さらに同局は、「ブライアント氏がオオタニの名前を口にしたとき、彼は驚いていた」と報じ、「一度も顔を合わせていないが、オオタニは彼の技術やスポーツ、チームに対する献身ぶりに感銘を受けていた」と記述。ロス育ちの水原氏に関しても、「ブライアント氏がドジャースの推薦人になることの意味を理解していた」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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