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プロ野球

令和元年に誕生した22人の「1億円プレーヤー」たち。森友哉、吉田正尚は一足飛びに2億到達。投手もタイトルホルダーたちが続々と仲間入り

藤原彬

2019.12.25

吉田正尚は契約更改で「トゥーハンドレッドミリオン」と表情を綻ばせた。写真:滝川敏之

吉田正尚は契約更改で「トゥーハンドレッドミリオン」と表情を綻ばせた。写真:滝川敏之

 契約更改は球界にとって冬の風物詩。毎年、この時期はマネー絡みの話題が豊富になる。今オフは12月24日時点で、22人(野手14人/投手8人)の「1億円プレーヤー」が生まれた。一流選手の証とも言える大台に乗った選手たちの顔触れをチェックしよう。まずは野手からだ。

■野手(※金額は推定)
森友哉(西武/捕手)8000万円→2億円
吉田正尚(オリックス/外野手) 8500万円→2億円
源田壮亮(西武/内野手) 8000万円→1億4000万円
外崎修汰(西武/内野手) 7000万円→1億4000万円 
岡本和真(巨人/内野手) 8000万円→1億4000万円
金子侑司(西武/外野手) 5700万円→1億2000万円
甲斐拓也(ソフトバンク/捕手) 6500万円→1億1000万円
銀次(楽天/内野手) 8500万円→1億1000万円
亀井善行(巨人/外野手) 7000万円→1億1000万円
伊藤光(DeNA/捕手) 5500万円→1億1000万円
島内宏明(楽天/外野手) 7800万円→1億円
大田泰示(日本ハム/外野手) 6500万円→1億円
小林誠司(巨人/捕手) 6000万円→1億円
梅野隆太郎(阪神/捕手) 5000万円→1億円
 
 パ・リーグの首位打者とOPSのトップを争った2人が、9桁に到達するばかりか一気に2億の領域へ。バットマンレースを制した打棒と女房役を務めた献身でMVPにも輝いたは、球界を代表する選手へと躍り出た。吉田は惜しくも公言していた打撃タイトル獲得こそ逃したが、OPS、打率、出塁率、長打率のいずれも2位とハイレベルな打撃を披露。球団最速となる入団5年目で2億円に乗せた。

 リーグ2連覇を果たした西武は源田外崎金子が1億円を超えた。源田は2年連続ベストナイン&ゴールデン・グラブ賞に選出され、外崎は自己最多の26本塁打と90打点をマーク。金子は来季にFA権を獲得する可能性があったが、出来高含む5億円超の4年契約を交わした。主に二遊間とレフトで守備を引き締めた3人は、盗塁でもチームのトップ3傑入りしている。

 同じくリーグ優勝を飾った巨人はリードオフ、主砲、扇の要とチームで重要な役割を果たした3人が1憶円突破。亀井は球団史上最年長の37歳で、岡本は松井秀喜と坂本勇人に次ぐ24歳で到達。小林は出場機会こそ減ったが、12球団で唯一の盗塁阻止率4割台を記録するなど、変わらない守備での貢献が光った。

 捕手では甲斐が課題だった打撃でも打率.260、11本塁打と奮起。梅野はシーズン記録の123補殺を稼ぎ、打っても史上69人目のサイクルヒットを達成した。昨年8月にトレードでオリックスから加入した伊藤は、4年で4億5000万円+出来高の複数年契約を結んだ。今オフは捕手の1億円超えが5人と目立つ。

 日本ハムへ移籍して3年目の大田は来季、4番を狙う。チーム史上最年長タイの在籍15年目を迎える銀次は、国内FA権を使わずに3年3億3000万円の契約を締結。チームメイトの島内からは「そんなにいらない」の言葉も聞かれた。
 
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