フィラデルフィア・フィリーズが、日本人投手を獲得するかもしれない。米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は12月17日、今オフの移籍市場に関する記事を出し、フィリーズの項目で山本由伸、今永昇太、藤浪晋太郎の名前を挙げて、日本人投手を狙っていると報じた。
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「フィリーズがヤマモトを獲得するのは望み薄かもしれないが、ヤマモトを追う姿勢はアジアに足掛かりを築きたい球団の方針を象徴している」
2020年12月にフィリーズの編成総責任者に就任したデーブ・ドンブロウスキ氏は、球団にアジア人選手のスカウト体制が不足していると感じ、この2年間で球団の国際スカウト網を拡大。ホルヘ・ベランディアGM補佐に、中南米に加えてアジアにも注力するように指示したという。
現在、フィリーズはアジア人スカウトを増員。日本に2人、台湾に1人、韓国に1人を配置。新しい国際スカウト部長のデリック・チョン氏は韓国系アメリカ人だ。
「我々が大きく飛躍したことは間違いない」とドンブロウスキ氏は語り、さらに「(アジア人選手の)プレーの質は向上し続けている。獲得できるチャンスがある限り、追求していきたい」とアジア人選手の獲得に注力しているという。
そのターゲットとして、同メディアは山本、今永、藤浪の名前が挙がっていると伝えている。山本を巡ってはニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャースといった球団が強い関心を示しており、フィリーズが獲得できなかった場合、今永や藤浪に照準を変更する考えのようだ。
かつては井口資仁氏(2007、08年)、田口壮氏(08年)もフィリーズでプレー。はたして両氏に続く日本人選手が誕生するのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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