高校野球

「これが品格だよ!」仙台育英・須江航監督が敗戦後に示した“一流の振る舞い”に賛辞止まず!「なかなか出来る事じゃない」【2023名場面・珍場面】

THE DIGEST編集部

2023.12.31

仙台育英の指揮を執る須江監督。惜しくも連覇はならなかった。写真:鈴木颯太朗

 2023年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は夏の甲子園で話題になった敵将の振る舞いを取り上げる。

 慶応の107年ぶりの優勝で幕を閉じた夏の甲子園。敗退後、対峙した仙台育英の指揮を執る須江航監督の言葉が、SNS上で大きな称賛を浴びた。

記事初掲載:2023年8月24日

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 第105回全国高校野球選手権記念大会の決勝が8月23日、甲子園で行なわれた。仙台育英(宮城)は慶應(神奈川)に2対8で敗れ、史上7校目の連覇はならなかった。

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 試合が終わってからも、X(旧ツイッター)では、夏の甲子園に関連するワードが続々とトレンド入りを果たしている。そのなかでも、とりわけ注目を集めているのは、仙台育英の指揮を執る須江航監督だ。

 敗戦後、須江監督はベンチの最前線で、慶應の森林貴彦監督の優勝インタビューを聞きながら、何度も大きな拍手を送っていたのだ。この紳士的な振る舞いには、誰もが心を奪われたようで、SNS上では称賛するコメントが相次いで寄せられている。
 
「すごく素敵な光景だった!」
「これが品格だよ」
「素晴らしい心の持ち主です!」
「なかなか出来る事じゃありません」
「これぞ、スポーツマンシップですね」
「人間として尊敬する」
「このような大人になりたいです」
「最優秀監督賞があるなら須江監督に一票だな」

 試合後のインタビューで、須江監督は「負けたのが慶應で良かった」とキッパリ。「このチームに負けるなら仕方ないというか、勝者に相応しいと本当に思う。森林さんの人柄を尊敬しているので、不思議ですがもっと悲しいのかなと思ったが、慶應を称えたいと心から思う」と明かしている。

構成●THE DIGEST編集部

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