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高校野球

感動を呼ぶ大反響! 仙台育英・須江監督の優勝インタビューがトレンド入り「青春って密なので」「全国の高校生に拍手を」

THE DIGEST編集部

2022.08.22

仙台育英の指揮を執る須江監督。同校を東北勢初の栄冠に導いた。写真:JMPA代表撮影

仙台育英の指揮を執る須江監督。同校を東北勢初の栄冠に導いた。写真:JMPA代表撮影

 東北に春夏を通じて初の栄冠をもたらした指揮官の言葉が、多くの高校野球ファンの共感を呼んでいる。

 第104回全国高等学校野球選手権大会は8月22日、阪神甲子園球場で決勝が行なわれ、仙台育英が下関国際を8対1で破り、初優勝を飾った。仙台育英は夏3度目の決勝の舞台でついに栄冠を掴んだ。

 試合後、チームの指揮を執る須江航監督は「宮城の皆さん、東北の皆さんおめでとうございます!」と感極まり涙を拭うと、「100年開かなかった扉が開いた。多くの人の顔が浮かびました」と、万感の想いを打ち明けた。

 チームを引っ張ってきた現在の3年生たちは、コロナ禍にあるなかで入学。多くの苦難を強いられながら、野球に打ち込む高校3年間を過ごしてきた。そんな3年生部員たちへの想いを問われた須江監督は次のように答え、インタビューを結んでいる。

【動画】仙台育英5番・岩崎が高めのストレートを強振! 執念の満塁ホームラン!!
「(高校の)入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活はなんというか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活と全く違うんですが、青春ってやっぱり密なので、(行事など)そういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動していてもどこかでストップがかかって。どこかで止まってしまうような苦しいなかで、本当に諦めないでやってくれた。でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、やっぱり全国の高校生のみんなが、本当によくやってくれた。例えば今日の下関国際さんもそうですが、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも諦めないで、暗い中でも走っていけた。本当にすべての高校生の努力の賜物で、ただただ僕たちが最後にここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」

 このインタビューには、甲子園球場の観客から割れんばかりの拍手喝采が送られ、SNS上でも多くの野球ファン、SNSフォロワーから「須江監督のインタビューに泣いた」「めちゃココロに響いた」「素晴らしすぎる」「最後のインタビューに普通に涙してしまった」「涙腺終わりました」などと、感動を綴った多数のコメントが寄せられ、ツイッターでも「須江監督」がトレンドの上位にランクされるほどの大反響となっている。

構成●THE DIGEST編集部
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